R35 Sweet J-Ballads
僕はこのアルバム収録曲が流行った時代は小学生の低学年でしたが十分懐かしい。R35ってタイトルで35歳の人が20代前半の時流行った曲って感じで売ってると思うけど、僕が35歳になってオレンジレンジやらDJ OZMAやら今のヒット曲の盛り合わせでR35作られたら絶対買わないし最悪。だからもしかするとこのアルバムも懐かしさを感じる点では今35歳の人より20代後半、または僕等世代向きなんではないかと思った。
“本物のお金持ち”と結婚するルール―ホリエモンの恋愛講座
ここでは実際に『お金持ち』の世界にいて、その生態も客観的に知り尽くした彼が『お金持ちと結婚したい』
と、結論が決まっている人に対して真正面から事実と真実ーー現実を次々にあなたの目の前に並べて行きます。
この『決めつけ』的に感じる事柄の前にあなたは「皆がそうとは限らない」と反論したくなるでしょう。
しかしその考えこそまさに、あなたが金持ちと結婚出来ない理由である事にも気付かねばなりません。
疑念を抱きつつも素直に実践出来る姿勢を持てる方こそ望む現実に近づけるのではないでしょうか。
つまり、反感を抱いてしまう方は現実の自分を変えず、努力もせずに幸福が転がり込んで来ると考える
怠け者とも言えるのです。
「皆がそうとは限らない」との考えに根拠はあるのでしょうか?私にさえそれは憧れの芸能人と『物理的』には
結婚出来ると考える庶民にも似た夢想家ー凡人と思えます。
そしてこの本を読み終える頃には
『私にとっての幸福とはなんなのだろう』
『私は人生で何をしたいのだろう』
これら根本的なテーマが浮かび上がって来るのです。
「お金持ちと結婚したい!」と決心して「何でもやる。で、何からやればいい?」
と迷いのない方には得難い書であり一読の価値ありです。
私も過去、年収10億の方の秘書として24H行動を共にしており、まさの彼の書かれた生態そのものと検証が
出来ていましたので大きく頷きながら読み終えました。本当に正直に現実を書かれています。
中学生からの愛の授業
この本はすごいです。
良く出来てます。(文体も、ロジックも、テーマも、挿絵も)
宮台真司さんは、妙に難解な文体・言い回しを多様される方だという印象があって、嫌厭していたのですが(その思想の方向性には親密感をいだいていましたが)、
この本はとても平明に書かれています(まるで別人のように)。
私はかれこれ、8年くらい宮台さんの本は読んでいなかったのでわからないのですが、これは『14歳からの社会学』くらいからの変化なのでしょうか?
…とにかく、「深くて、倫理的で、知的で、成熟的で、それでいて、平明である」という、私が理想とする内容の本になっています!
そう、例えば、私が特に尊敬する苫米地英人さんや、内田樹さんが語っているような仕方で、宮台真司さんが語っているような感じがしました。
<引用開始>
5年前に(…)結婚して、今は3歳と0歳の二人の娘たちがいます。(…)
この本はやがて僕の娘 たちが読むでしょう。(…)人生をうまく生きることがもともと難 しいと分かったからこそ「愛」しかないと思うようになりました。
<引用終了>
…この変化の主な原因は、きっと結婚(子ども)だと考えています。
結婚(子ども)の力ってすごいですね。
(エヴァンゲリヲンの庵野秀明さんもそうですけど(新劇場版は、旧作に比べてかなりの人格的調和を感じました)。)
著書の中の一部だけを切り取って記すのは、誤解を招くこともあるかもしれないですけど、以下は、私が特に印象に残った部分です。
<引用開始>
不幸は幸福の始まり。幸福は不幸の始まり。失敗は成功のもと。成功は失敗のもと。人生の終着点から振り返ったとき、何が良くて、何が悪かったのか、終着点に到着する前には決してわからないということだ。(…)
では、「人間万事塞翁が馬」を踏まえた上で、性愛について考えてみよう。妊娠や病気はヤバい。それはわかってる。でも、妊娠して中絶した経験も、性病にかかった経験もないのに、一度も幸せな性愛を経験したことがないって言う女の子は、ごまんといるんだよ。
逆に、中絶経験も性病経験もあるけど、あれこれあって、今は幸せな恋愛生活や家族生活を送っているっていう子も、ごまんといるんだ。つまり、妊娠や病気は気をつけなきゃいけないけど、そこで失敗したからって絶望しちゃいけない。コレはとても大切な事だ。
(本書76ページ)
<引用終了>
<引用開始>
結局、「隔離より免疫化」と「尊厳の保護」の両方が大切なんだ。けれど、この二つは場合によってはぶつかり合う。免疫化のためにはそれなりに試行錯誤が必要になるけれど、試行錯誤の仕方によっては尊厳が傷つけれれる可能性があるからだよね。
だからこそ、この二つをどうかけ合わせて、どんなバランスでやっていくかが大事になるんだ。しかも、どんな掛け合わせの仕方が適切かは、時代や社会によって、また個人の性格によって、かなり違ってくる。となると、大人がよく観察することが必要になる。
つまり、リカさんが近い将来に幸せな性愛生活を送れるように、「尊厳の保護」に気をつけながら「隔離より免疫化」のための試行錯誤をしてもらうには、親などまわりの大人がキミをよくみて、「今」の段階でどんなバランスがいいのかを判断しなきゃいけない
リカさんが傷つきやすいなら「尊厳の保護」に重きを置いて、ゆっくり「免疫化」したほうがいい、といった具合にね。
(本書84〜85ページ)
<引用終了>(※「リカさん」というのは、対話相手として著書の中に登場する架空の女の子の名前です。)
まさに、宮台式性教育ですね。
宮台さんに一票です。
後半では、政治思想、環境問題、核などの世界秩序について述べられています。
スターの恋人 DVD-BOXII
表面上は、スター女優と大学の非常勤講師という住む世界の違う男女のラブストーリー。それだけで見ると、ドラマの設定は取り立てて珍しくはないし、だれもが予想するような展開になっていくだけ。つまらなくはないけれど、これといった見所もない。ラブストーリーといっても、ヒロインのマリは終始、チョルスを信じ続けているのだが、チョルスの方がすぐに怒って、くっついたり離れたりするだけ。30歳すぎて何やってんだこいつはって感じ。しかし、ドラマはそんな単純なものではなく、幼い頃に両親を事故で亡くして愛を知らずに育ち、スターになったのはいいけれど、スターであるがゆえに愛をえられない女性と、両親に捨てられて、やはり愛を知らずに育ち、それゆえ人の心の中にどうしてもあと一歩を踏み出せない、あるいは踏み込ませない不器用な男性の恋物語である。そう思って見ると、ドラマは違って見えてくる。また、冒頭、おとぎ話のように始まるけれど、最終話も実はおとぎ話になぞらえてある。そう、このドラマは大人のための童話なのだ。それが好きかどうかは人それぞれだけれど。
このドラマを見ると、チェ・ジウはやはりメロドラマがよく似合うなと思える。可愛く演じるべきところはとことん可愛くて、20代のころと変わらない。スターの役だから華麗な姿も見られるし、ファンなら十分に満足できる。泣けばいいと思っているなどと書いている人がいたが、それは演出や脚本のせい。チェ・ジウは愛に飢えている、まっすぐな女性をよく演じている。シナリオも「冬ソナ」にようなつっこみどころはほとんどなく、人物の細かな感情の動きをよく表している。「天国の階段」のような派手さはないけれど、ちゃんとしたハッピーエンドだし、メロドラマとしての完成度は高い。とくに2度見ると、ドラマの良さがわかる。個人的には、チェ・ジウ主演のドラマではいちばんのお気に入りとなった。
なお、今回はレンタル需要がなかったのか、最初からスリムなボックスセットになっていて場所をとらないから、コレクターとしてはうれしい。しかし、特典ディスクのうちメイキングが物語の序盤だけなのが残念だった。