上機嫌のすすめ (平凡社新書)
タイトルをみて、直感で購入しました。
テレビで時々拝見し、その字の迫力から、衝撃的なデビューを
飾られたのかと思いきや、最初はNTT時代に名刺の名前を頼まれたことが
きっかけとのこと。今の活躍に至るまでの紆余曲折がそのまま飾ることなく
武田さんの言葉で綴られています。
色々と心に響く言葉がありましたが、もっとも響いたのが
「瞬感」。
武田さん自らの字で表現されていたからでしょうか?
これぞ生きた文字、言葉だと目が覚める思いでした。
それにしても、日本一のお金持ちと言われている斎藤一人さんも
「自分の機嫌を取りなさい!」と著書や講演で語られています。
常に良い気分で人生を送ること。
これも大切な能力の一つかもしれませんね。
富と宇宙と心の法則
著者はもともとはインド伝統医学の世界的に著名な医師です。
本書では古代インド思想を背景に、豊かさを創り出すための
心のあり方について語られています。
無限の豊かさを手に入れるため、AからZの26の心構えについて
述べられており、著者によると、これらの心構えについては、
知っておくだけでよいそうです。26の心構えについては、
なんとなくひっかかる部分がその人にとって重要な点かも
しれません。
ある程度宗教的な言葉を用いて書かれている部分もあるので、
抵抗を感じる方もいるかも。
Buzz Communication【ジャケットC】
デビュー当時からのベストアルバムを聴いて、あぁこんなもんかって思ってましたが、あれから6年?歌上手くなった!!!普通に良盤です!
小室哲哉の楽曲と彼らの歌が上手く合ったオリジナルアルバムとは、思えない程です!まるでベストアルバムを聴いてる位良曲ばかりです!!!
素心のすすめ
素晴らしい本です。
素心とは「素直な心」を意味しています。
人が素直になれないのは、自我と業があるからだとお書きになっています。
自分を他者と区別することにおいて大事な役割を担っている「自我」ですが、これに執着してしまうと自分勝手なものの考え方に陥ってしまいがちです。
業は、記憶や経験といったことになるのではないかと思います。例えば、魚が食べられないという人がいますが、過去に何らかの嫌な記憶か体験がそのようにさせていると考えられます。
個人的な体験が好き嫌いを分けてしまいます。これも、危険を察知したり、人との接し方を憶えたりととても大切なものです。自我と同じように、ここに執着が生まれることによって、これに行動が左右されてしまいます。
思い当たることがたくさんあります。
個性的とかいうイメージをはきちがえていたかもしれません。それと競争に勝つという目的のために、自我や業への執着を肯定してしまい自己を正当化していたために、その反動のような心の重荷が貯まっていたような気がします。
この本を読んでいくうちに、正しく生きる、ということができるかもしれないと思うようになれました。
著者は、仏教との出会いがきっかけになったようです。
仏教の教えを生活の中で実践されてきた方のように思われました。ライフスタイルそのものを仏教の教えに近づけた方だと捉えています。
大切なものを思い出させてくれた感謝したい一冊です。
Buzz Communication(DVD付)【ジャケットB】
レビューで『AAAらしさ』について書いている方がいますが、『らしさ』は成長とともに少しずつ変化していくものだと思います。人間は身体も心も変わっていく生き物ですから、「いつまでも変わらないで」と強いるのは成長を否定することになってしまうのでは? 自分の好きな人や好きな場所が変わってしまうのは確かに寂しいです。自分にも経験があります。しかし、変化があったからといってAAAが消滅してしまうわけではありません。彼らは試行錯誤をしながら今を生きています。自分は彼らが好きだから、彼らの変わっていく姿を見守っていきたいです。
変化があるからこそ変わらない部分が絞られていき、AAAの芯が見えてくるとも言えます。
曲の話をします。2010年から続いている小室哲哉プロデュースに関しては、とても満足しています。曲が好みだったという個人的な理由の他に、話題性があり、結果も出て、紅白歌合戦やレコード大賞に出場できました。今までAAAの曲を聴かなかった人たちを振り向かせることができたはずです。ファンとして嬉しいです。
そして、何より今嬉しいのは、新曲の『ダイジナコト』でAAAの新しい可能性を体感できたことです。
ダイジナコトは本当にこだわりが感じられる曲です。ポップミュージックとは思えないような意外性のある展開で曲が進行し、心の闇が歌われ、重たいテーマなのに、伝わりやすいキャッチーさがある。終盤で曲調が変化する流れも素晴らしいです。
AAAはこの難易度の高い曲に飲まれることなく、自分たちのカラーに染め上げています。
西島隆弘、宇野実彩子と続く歌の出だしから、いきなり彼らの感情が伝わってきて、言葉の断片から曲の世界に引き込まれます。陰鬱な序盤から始まり、葛藤に沈みながらも、大事なことを見つけ、最後には希望を感じさせるエンディングに辿り着く。『ダイジナコト』はまるでドラマのようです。
この曲で自分はAAAの表現力を再評価しました。見直したという意味です。数年前の彼らでは、ここまでの表現はできなかったのではないでしょうか。メンバーの成長を感じました。
このことは小室哲哉の曲があってこその発見ですから、素晴らしい作品を提供してくれた小室氏に感謝したいです。