パズル
自分は渋谷系の曲は好きでよく聴いていた。 この作品はそんな渋谷系の香りのする曲だ! ボーカルの声の可愛らしさや、心地よい電子音はまさしくあの「○チカート・○ァイヴ」を彷彿とさせる。アニメの内容がかなりダークなのでこの曲が似合わない気もするが、別にアニメを見ていなくてもこの曲単体でも楽しめるとおもう。
いま明かされるコトダマの奥義―実在する創造の御柱
明治天皇に嫁いだ昭憲皇后が一条家より携えた書(言の葉のまことの道)が言霊の奥義書古事記を紐解く鍵で、以降の先達達の解明を大下伸悦さんが完成させ、船井勝仁さんと共に世に問う、天皇家へ奉還すべき奥深き言霊奥義の解明と実践の書。漢字輸入前には一音一字に神代文字を持った日本語の奥深さに驚嘆しました。
両著者からは勝塾で本書出版の運命的な出来事も色々伺いましたが、本書が良い世の中創出のウズの一つやそのツールになると確信しています。以下、個人的に印象に残った言葉です。
・5つの母音言霊の精神構造宇宙が日常を司る
・宇宙は50の言霊神(聖書:はじめに言葉ありき)と50の言霊運用法則の神からなる
※日本語の47文字はそれぞれ神を表している
・現在の利己のウ次元(スサノオ)の世界から利他のエ次元(アマテラス)の世界への変革の時
・できごとは「過去」「まぼろし」であり、肝要なのは、いまここの「思い」でそれは実現するという仕組みを知ること(人生の本質は思いの旅)
・感謝系の想いの領域は成長と創意の領域であり、できるだけ揚々たる感謝系の領域で生きるのが良い
・細胞の八糖鎖は言霊の八韻の具象を表しており、原子核が意識で電子が意思
会社物語 [DVD]
クレージーキャッツ最後の全員出演映画として確固たる地位のある映画ですが
底抜けに明るいクレージー映画を見た延長線上で見ると、ちょっと辛い映画だと思います。
クレージー映画は一つの事を目標に植木、もしくはクレージー全員が無責任とは名ばかりで
物凄い努力と熱意からそれを達成し、過程でこれでもかと笑わせてくれる大作揃いですが
この作品はカットがコロコロ替わり、大筋こそセリフや流れで見せてくれますが
細かい所は行間を読めと言わんばかりに説明がない部分が多く
また作品もハナの定年までの憂鬱・迷走感や、家庭のままならなさを中心として進んでゆくので
クレージー映画のような明るさどころか、ほぼラストまで暗めで淀んだ空気が漂っています。
会社員のままならなさ、会社人間が会社を失った時にどうしていいかという悩み
かといって戻るべき家庭も決してハナを手放しに受け入れてくれないといった状況
大団円で終わらないラスト近辺、素直にはイかせてくれません。
過去の作品は何も考えずに見ると頭を使わず笑え、バックボーンを考えながら見ると
根底に流れる作品の意味や風俗などがかいま見れてまた面白いという作品が多いですが
このようなクレージー作品のある意味お約束といった雰囲気から脱却できないと
この作品を本当に楽しむ事は出来ないかと思います。
ただ製作されたのは1987〜88年の間で(公開は88年11月)
日本がバブルという幻想の真っただ中に居た時期、戦後復興と栄華と享楽と退廃が
作中の風景や文化に自然と盛り込まれており、クレージーの面々以外にも見るべきところは多数です。
高度経済成長までの丸の内全体がが灰色だった頃のビル、マハラジャを頂点とする80年代ディスコ文化
この少し前頃に盛んに問題とされていた家庭内暴力、まだピカピカの有楽町マリオン、中央線のオレンジの電車
チラっと見える「E電」の文字・・・
80年代にノスタルジイに感じる世代が若い為、まだあまり多く振りかえられない80年代、それも後期
カメラを通して見える風俗もぜひご覧頂きたい所です。
追記
更に細かい事を言えば、河原で焼き肉をするシーンが登場しますが
これは監督の出身地である東京都府中市の河原で撮影をしています。
河原側から撮影している引きの映像には、現存するキューピー府中工場
まだNECのネオン看板のある頃のNECのオフィスビル、そして鎌倉街道の通る関戸橋
そして今は無き「さくらサンリバー」の姿が見えます。御存知の方や地元の方は注意してご覧になると
懐かしい風景が見れるかも知れません。
またその焼き肉のシーンで使われるのが「エバラ焼き肉のたれ」
ハナの上司役の伊東四郎がおもむろに飲む栄養剤が「ヤクルト・タフマン」(当時伊東がイメージキャラとしてCM出演)など
CMディレクターとしての経歴もチョコチョコ入れ込んでるのが笑えます。
またあまり意味も無くジャイアント馬場が出ているのは、きっと日本テレビがバックについていたのと
当時は全日本プロレス中継の視聴率に陰りが出ており、88年3月をもって土曜19時のゴールデンから撤退し
日曜22時30分へと左遷されてしまった時期が丁度撮影時期と重なります。
そんな事を考えながら見ると、不意に登場する馬場さんがなぜ出演したのかも勘ぐれます笑
ちなみに馬場さんがタレントとして更に人気が出るのは、公開1か月前から始まった
やはり日本テレビの「クイズ世界はshowbyショーバイ」で
この番組での珍回答と抜群の存在感を発揮するのは、あともう少しだけ後の話です。
[24時間365日] サーバ/インフラを支える技術 ‾スケーラビリティ、ハイパフォーマンス、省力運用 (WEB+DB PRESS plusシリーズ)
書籍やWEBで技術解説を読んでも、分かったようで分からないという経験はよくありませんか?
読んでいる時は自分なりに解釈しながら理解したつもりでも、今度はそれを他人へ説明しようとすると出来ないことがあります。
その理由は、ある技術にフォーカスした断片的な解説をした書籍/WEBだからではないでしょうか。
本書は読者にそんな思いをさせません。読むだけでこれほど技術UPさせてくれた書籍とは久しぶりに出会いました。
もともとこの本を買った目的は、有名サイトのシステムで導入されている分散/冗長技術を構成図や具体的な設定例が紹介されているという理由でしたが、それ以外にも、負荷の正体やカーネルの役割など、断片的に分かったつもりでいた知識を、体系的なものに基礎固めしてくれました。
この本を読んだ後、当時モヤモヤして読んだ書籍やWEBの技術解説を読み返してみたところ、スッキリ理解できました。というより、それら書籍/WEBの解説が中途半端で読者のことを考えずに執筆していることに不満を感じたほどです。
となりの国の文字 ハングルを読もう (オリジナル入門シリーズ)
他の韓国語テキストで勉強した後でこの本を手にしたのですが、正直全て既知の事で収穫は殆ど得られませんでした。つまり、小学生向けに編纂されているようで、巷にみられる入門テキストより更に初歩の初歩的内容になっている訳です。例えば文法とか言葉の意味等は取り敢えず置いといて、とにかくハングルを曲りなりに読めるようになりましょう、或いはハングルに親しみを持ちましょうという内容です。ハングルに正面から取りかかるに避けて通れない、「ウ」「オ」等の紛らわしい発音の識別等も取り敢えず初歩ですから、気にせずいきましょう。というスタンスです。
私達が小学校高学年時にローマ字を習ったような雰囲気でページを進めていきます。ですから、各々の韓国語の取り組み方次第で本書の色合いは変わってくると思います。極端な話ネイティブレベルまでマスターしたい!という人には本書はどうかな?と思いますが、取り敢えず最近韓流ブームだし、少しでも韓国ハングルに接してみたい、という良い意味でカジュアル的なスタンスで勉強したい人なら推薦できるかもしれません。ページの至る所に韓国の写真やパズルゲームが挿入されておりレクリエーション性という意味ではこのジャンルにおいて類を見ないかもしれません。最近親子で英会話が流行っているみたいですが、そういうシチュエーションでも使えるかもしれません。
いずれにしても、小学生がローマ字を習う程度の空気感が本書であるという事に留意してください。