ブッダのことば―スッタニパータ (岩波文庫)
中国・朝鮮・日本等の大乗仏教圏には、原始仏教さらにはブッダ自身の言葉を反映しているパーリ語経典は「法句経」などの若干の例外を除いてあまり正確に伝わらなかった。仏教経典全体でも最も古いこの「スッタニパータ」も完全な漢訳が存在しなかったのは驚きである。だから中村博士が岩波文庫で上梓されている初期パーリ語仏典は非常に貴重な訳業であると評価しなければならない。岩波文庫で「法華経」「浄土三部経」を読めと言われれば、大変なことになる。「犀の角のようにただ独り歩め」このように中村博士によるこなれた翻訳であるこれら「スッタニパータ」などのパーリ語経典は、大乗経典の教理的なものは皆無で、まるで新約聖書のイエスののように、ブッダがじかに読者に語り掛け、胸を奥を強く打つ。
本へのとびら――岩波少年文庫を語る (岩波新書)
私が、本へ、のめりこむきっかけとなったのも、一冊の岩波少年文庫との出逢いでした。中学生の頃だったと思います。本の面白さに目覚め、それからは、あらゆるジャンルの作品を読みまくりました。一冊の本との偶然の出逢いが、その後の私の人生を豊かにしてくれました。
宮崎駿さんは、お薦めの岩波少年文庫50冊について、友人である小学生に伝わるように書いたと、本書で語っています。このため、選ばれた50冊の紹介は、とても優しい語り口となっています。
宮崎アニメの原点が、理解できたような気がします。
紹介された50冊のすべてを読んでいません(宮崎さん自身も、読んでいないものがあると語っています。)が、私の出会ったあの一冊(書名は、自分の胸の中に、しまっておきます。)も取り上げられていました。改めて、もう一度、読み直して見たいと思っています。
宮崎さんは、本書の中で、「自分にとって、とても大事な一冊にめぐり逢うことが大切であり、そのきっかけになって欲しい。」と、語っています。素敵な、心にしみるメッセージです。
思考の整理学 (ちくま文庫)
時代を超えて思考するために役立つ知恵袋だと思います。
1980 年代の著作であるにもかかわらず、インターネット時代のコミュニケーションの知恵が満載されています。
論文はもちろん記事、手紙、報告書、メール、ブログなどの著者にとってすぐれた座右の書となりましょう。日常会話にも有益です。
私は英語講師をしていますが、英語学習の参考書としても最適だと思います。英語の日常コミュニケーションに役立つ発想法が数々語られているからです。
「朝飯前」や「セレンディピィティ」の章など楽しく読ませてもらいました。
文庫本であることで多くの学生や社会人に手軽に読んでもらえることでしょう。
宮本算数教室の教材 賢くなるパズル―入門編
TBSの情熱大陸をみて 私が興味を持って 買ってのみたのですが 私より娘の方が早くとけるようになりました。書いてる通り さりげなく置いておいたら いつのまにか毎日やってます。