みんなの一五一会 ~唱歌・童謡編
石川ひとみさんの追っかけをしていた若き日の自分を思い出しました。
高校生にもなってプリンプリンまで見ていたなぁ。
このアルバムの感想ですが、
全盛期の高音の伸びこそなくなったものの
彼女の透明感のある歌声は若い頃のままで、
ゆっくりした曲調の歌を歌うときに彼女がよくみせる
音程間をドラッグさせる歌い方は、
いやみがなく本当に素晴らしいです。
今のデジタル音楽にはないアナログの味ですね。
「まちぶせ」の他にヒット曲に恵まれなかった彼女ですが、
彼女の歌の上手さはまさに歌姫と呼ぶのに相応しかったですね。
私にとってもファンの皆さんにとっても「ひっちゃん」は
永遠にプリンセスです。
ところで、レーベルを見て気づいたのですが、
このCDはテイチクレコードから出ているのですね。
彼女はキャニオンレコードだったのでは?
コンクリートに咲いたバラ
元々彼のRapがスキで、この本を手にとりました。
ギャングスタラッパーとしてその一生を終えた彼が、Rapの方ではあまり見せなかった「優しさ」が此処には沢山あります。
彼のRapの良さを知っている人は、益々彼を素晴らしく思い、彼のRapが好きではない人は、この本を読んで彼について知らなかった一面を知り驚くでしょう。それから、彼のRapを聴いたことがない人。絶対聴きたくなると思います。
コテージに咲いたばら (ハーレクイン・ロマンス)
大切な育ての親である叔母を病で亡くし、その後生活に追い詰められても意地と二人づれで頑張ってしまうヒロイン。そして、そんなヒロインがどうにも気に入ってしまったヒーローのお話です。なんとかヒーローとの結婚をもくろむ意地の悪いヒーローの後輩の女医が出てきてヒロインを追い詰めますが、読者からはヒーローがヒロイン一直線なのがよくわかるので、安心して(?)読めます。このお話を読んで判るのが“人の噂”が如何に無責任かということ。たぶんベティ・ニールズはそのことも言いたかったのではないでしょうか。 あと、叔母さんが亡くなるシーンは何度読んでも涙が出ます。
青春歌年鑑 60年代総集編
「見上げてごらん夜の星を」が聴きたかったので購入しました。
懐かしい曲、コマーシャルでしか聴いたことがない曲、サビの
部分しか知らない曲、買ってよかったなと思いました。
特に「風」という曲はすばらしいです。
J-POPの原点が詰まったCDです。
みんなのうた45周年ベスト曲集~大きな古時計/バラが咲いた~
『みんなのうた』開始からおよそ5年分ぐらいの主だった楽曲を集めたアルバム。番組が始まって5年目に生まれたオレには、当然ながらこれらの楽曲を『みんなのうた』で見た記憶はほとんどないけれど、「学校で歌った」とか「NHKの他の音楽番組できいた」とか、そういった形でなじみのある歌が大部分だ。
中でも、今回ポチる決め手となった、記憶にもあざやかな「サモア島の歌」は、番組開始2年目の1962年に登場した歌で、サモア島を取材で訪れたNHKのスタッフに現地の子どもたちが歌ってくれたポリネシア民謡に、日本語の歌詞をつけたものだという。
自分でもオルゴール・ヴァージョンの着メロを携帯にダウンロードして、アラームに活用しているけれど、とにかくメロディーがきれいで、なんだかよくわからないけれど胸が苦しくなって涙が出そうになってしまう、そんないい曲だと思う。
また、後に野宮真貴さん(ex-ピチカート・ファイヴ)もカヴァーした「地球を七回半まわれ」のイカすゴーゴー・サウンドもオツなものである(「サモア島」「七回半」ともに合唱は杉並児童合唱団)。
このCD、番組オリジナルの音にこだわりのある方にはおすすめはしないが、特にこのあたりの初期の『みんなのうた』は、もともとのオリジナルも児童合唱団などが歌っている場合が多いので、自分としてはあまりこだわりを持たずに、軽い気持ちで聴くようにしている(ちなみにこのCD、モノラル音源や、当時録音されたと思われる、オリジナルに準じた音源もいくつか含まれているようだ)。
オリジナルと違う歌い手の中では、堀江ミッチの優秀な後輩のひとりである、山野さと子さんの歌声が5曲も聴けたのがうれしかった。また、ラストの「バラが咲いた」もオリジナルではないのだが、ユニークな構成の旧い録音で、不思議な感動があった。
ブックレットには、川崎龍彦氏による解説つき。