マンガで分かる心療内科 1 (ヤングキングコミックス)
このマンガの本当の功績は、おそらく書籍を書いたことのある人や、
もしくは何かの作品を、評価される形で世の中に出したことがある人しか分からないと思う。
心というデリケートな分野をギャグにするのは、思われる以上に難易度が高いことだ。
過激になりすぎてもいけないし、だからといって無難にしすぎると、つまらなくなってしまう。
しかしこの本は、そのギリギリの中で、ちゃんと成立している。
たとえば「うつの人にもっともやってはいけないことは何か?」
この「お題」にたいして、あなたならどんな「オチ」をつけるだろうか。
「励ます」「話を聞かない」なんて普通の答えでは、笑いにならない。
だからといって「殴る」「キズつける」などの答えでは、シャレにならない。
そこでこの作者たちのオチは…。ウラ面のマンガを見ていただきたい。
まさに「絶妙のバランス」なのだ。この答えは、練りに練られているといって過言でない。
全編にわたって、そんな絶妙なオチで構成されている。
この本にたいして「知識の内容が…」なんてしたり顔で解説する人は本質が見えていない。
精神科という、誰もが記すのに尻込みする内容を、最大多数の人が楽しめる形でマンガ作品として成立させるのに成功していることこそが、このマンガの一番の凄さだと思う。
人は自分を「癒す力」を持っている―ある心療内科医のカルテから
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心療内科医 涼子
ストーリーは、現実にはありえないほどハチャメチャです。
本書の最後に、「このドラマでは心療内科を取材し、製作しておりますが、望月涼子のキャラクター設定上、実際の心療内科医の診療範囲を超えた行動描写があります」と書かれているので、ストーリー部分は「んなアホな〜!」くらいの気持ちで読んだ方がいいと思います。
ただ、各ストーリーの後にある「生き方のヒント」部分は、物事のとらえ方や思いやりの気持ちについて、など、健全な気持ちで生きていくうえで参考になると思います。
ストーリー部分は☆3つ、生き方のヒント部分は☆5つ…ということで、総合で☆4つとさせていただきます。
心がもっと軽くなる―心療内科医(おいしゃさん)と話そう
うつ病など心の病で苦しんでいるご本人だけでなく、その家族はもちろん、育児や非行で悩んでいるお母さんや介護で疲れている人、更年期障害でしんどい思いをしている人などに大変参考になると思います。
人の心の強さや弱さがどこから来るのか、わかりやすく解説されていました。
また、うつ病と躁うつ病では処方される薬も違い、そのような診断間違いで多くの人が長期間に渡って苦しんでおられるのはよく耳にするところですが、この先生は物凄く経験値が高く、微妙な症状の違いを見分けて丁寧に診断されている様子が目に見えるようでした。
心療内科に行く前に食事を変えなさい
私がうつ病を発症する前の10年間近くは炭水化物中心の食事をしていました。
まさにこの本に記載されている「低血糖タイプ」で症状もそのものズバリでした。
仕事中に疲れてきたら飴やチョコを食べたりもしていて・・・最悪の間食までしていました。
症例別に、どのように食事を改善すべきかアドバイスが書かれており本当に参考になります。
論理的・科学的観点から、なぜ精神疾患と食事が非常に関連しているのかを分かりやすく解説しており
読後にはまさに精神薬を飲んだのと同じ気分になるような安心感を持てました。
体だけではなく心にもよい食事療法を学べる本書。
心が疲れている、病んでいる人全員に読んでほしい一冊です。