誰にも言えない DVD-BOX
やっと発売になりますね。佐野史郎さんの訳の分からないキャラクターと行動が怖いんですけど笑ってしまうのは僕だけじゃないはず。 それと旦那のグレーゾーン疑惑。 野際陽子さんの存在感。ユーミンの曲もドラマの世界観を何倍にも引き上げる名曲ですね。個人的には関連作品の「ずっとあなたが好きだった」 より名作だと思います。
つめたく、あまい。
商業誌掲載分3つ(「あなたさえいなければ。」)と同人誌作品再録7つ、書き下ろし短編2つという構成で、ほとんど同人誌分。商業誌でしか追っていない人はほとんど書き下ろしみたいな物で嬉しいし、自分のように同人から追っている人間も、細かく別れている作品が1冊にまとまってくれていて嬉しい本。
個人的には雑誌“楽園”掲載分の「あなたさえいなければ。」すげぇ好み!いや、主に理系クールビューティーな彼女が風邪引いて思わず本音ぼろぼろのデレ状態になる、とおいうシチュエーションに夢広がりまくリングですよ。
シギサワカヤの作品はほとんど(というか全て?)が恋愛を中心とした話なんですが、この短編集で多彩な恋愛模様をかき分ける巧さがよくわかります。
「世界の果てで待ち合わせ」のようなノーフューチャーな感じの近親相姦話を作ったかと思えば、「ひみつのことば」のちょっとした男女の会話から情事へ繋がる話を描いたりもする。
共通するのは、一種の「アブノーマル」さと、「墜ちる感覚」でしょうか。
ありそうでなかったシギサワカヤの短編集。個人的にかなりオススメな作家さんであることもあるけど、著者を知らなかった人も、短編集と言うことでまず最初に手を出してみるのにオススメじゃないでしょうか。(他作品は長編が多いし、作品によってちょっとカラーが違うので)
知ってる人は間違いなく買いだし、知らなかった人は是非この機会にシギサワカヤの魅力を堪能してください!
誰にも言えない禁断のレズ恋愛 私の初めては家庭教師の女の先生 [DVD]
これ全て演出の責。逆でしょうが!逆です!逆!逆!ベースケに興味を抱き始めた利発でちょっとこましゃくれた女学生鈴木が、言いたいことの言えなさそうな家庭教師早乙女にあれこれこれこれする。しかも壁一枚むこうには親がいてバレたらクビになるから絶対声がだせない状況なのに、女学生はいけない保健体育に於ける性技の道のなんたるかに夢中でその手の律動をゆるめてはくれない。そんな「ネコは早乙女タチ鈴木」でなぜ撮らぬ。なんかエッチくさい鈴木さんにおぼこい早乙女さんの取り合わせは素直にいいし、見所もないではありません。が、早乙女さんは攻めちゃだめ。任にないことさせちゃあだめ。なんでも欲しがるわがままな箱入り娘とそれに振り回される教育係の侍女、という設定でどうかひとつ。こと相手が気持いいと感じる体内鉱脈を探り当てるのは明らかに鈴木さんのが長けていると感じるだけに、是非もので再製をお願いしたい。
改めて見てみても、甘い吐息をもらしながらの接吻の折りにはネコ役が目を開けタチ役がキュッと目を閉じていたり、タチ役がグッと握った拳の上にネコ役がフワッと包むように手を添えたり、、、数多あるここぞという官能的な場面にさえも配役のミスが悔やまれます。
誰にも言えない禁断のレズ恋愛 私の初めては水泳部の女の先輩 [DVD]
女子水泳部の先輩・後輩との間の百合な関係というシチュエーション。最初から2/3ほどは競泳水着をつけたままの絡みが続きますので、着衣エロ派の方にはいいかも知れません(私はそうでもないのですが・・・)。
また、レズものとしてみた場合、ディルドやペニパンを用いた絡みがない点は、まぁ、部活動が想定される年齢の百合ものであまり過激なものもどうかという理由もあるのかも知れませんが、今ひとつ盛り上がりに欠けます。
個人的には、終盤に、二人がやっと全裸になって絡むシーンで、篠の可憐な微乳をみづなが愛撫する、そのいとおしさを感じさせる演技に欲情させてもらったので、ちょっと甘めですが☆3つとしました。このシーンだけは、微乳派の諸氏には結構ストライクだと思います。
誰にも言えない特撮映画の舞台裏
『操演』という、アナログな技術について『広く、浅く』書かれているので、最新CGによる『SFX』について知りたい人、既に『特撮』に詳しいマニアには、全然面白くないかも知れない。
しかし、自分のように、『映画にちょっと興味がある』程度の読者なら、間違い無く楽しめる内容です。
冒頭に書かれている通り、自分も『操演』というと、ワイヤーで怪獣の尻尾を操る、ぐらいの認識しか無かったのですが、ワイヤーで人を吊ったり、ミニチュアセットを壊したり、血を噴出させたり、動くもの全般を担当するそうで、現場スタッフならではの苦労話が盛り沢山です。
また、『なぜカチンコを使うのか?』『映画黄金期の先輩のせいで、今のスタッフが苦労する』など、映画制作全般に関して興味深いエピソードもありました。
『ガメラ』や『ウルトラマン』『ゴジラ』(いずれも平成版)などの製作舞台裏の白黒写真もいっぱいあって、気楽にサクサク読めます。(←だから初心者向きか)