愛と誠(1) (講談社漫画文庫)
梶原一騎の原作も素晴らしいですが、当時若干24歳のながやす巧の洗練された画力も同じくらい素晴らしいと思いました。漫画から人生について、世の中の厳しさについて、そして愛と誠について、劇画チックで誇張があるにしても、子供心に深く考えさせられたのは、この両氏のコンビの才能の結集、いや魂のぶつかり合いにあったとも、今ふりかえってみて改めて感じました。
鉄道員/ラブ・レター (講談社文庫)
「ラブレター」の方が好きです。
どうしようもない新宿の裏ビデ店の雇われ店長の日本人の中年と、美しい中国人。
偽装結婚で会ったこともない妻。
死んでそこで初めて会うことになる・・・
そこで見たものは・・・
韓国で映画化、大ヒットしたそうですが、日本では映像化されてませんよね。
早いとこ見たいもんです。
壬生義士伝(1) (KCデラックス)
この漫画、強烈に渡辺謙主演のTV版を意識していますね!
あの感動作を漫画でもう一度って感じです。
映画版の酷さに愕然とした私としては、
TV版の謙さんを強く意識した主人公描写は好感が持てます。
浦沢直樹さんが絶賛したのもわかる筆力ですね!
前半は、若干説明口調で淡々としていますが、
後半から俄然おもしろくなりますよ。
これから楽しみでなりません。
壬生義士伝(4) (KCデラックス)
好きで映画、テレビ、小説とどれも見ました。字数制限や放送時間に制限がないためでしょうが、他の媒体に比べ非常に丁寧に細かく描写されています。オリジナルの小説以上にいろいろな場面の描写や時代背景の追加がなされており、基本的な話の流れを知っている私でも楽しむことが出来ました。
壬生義士伝(2) (KCデラックス)
3巻と一緒に購入。店頭で見つけられず、忘れておりました。私は新撰組ファンなのでこの手の作品は手に入れたいのですが、一般的な書店では、2巻目以降平積みされなくなるんですね。それ程マニア向けではない作品だと思うのだが。幕末の時代を後の人たちが語るような流れで書かれており、永倉新八氏が自ら書かれた新撰組顛末記のような、その時代を見てきたように語る進め方がとても気に入っております。