真実一路 (新潮文庫)
「真実一路の旅なれど真実、鈴振り、思い出す」山本有三の真実一路の表題の横に書かれたこの文章に何故か心魅かれたのは中学一年生のときでした。あれから20年以上たった今、再びこの本を手に取って読む機会がありました。
「偽り」の対極に「事実」がある。そして「事実」の向こうに「真実」がある。中学生の時には当然分からなかった真実の意味が今だからこそ分かることが多くありました。
真実とは何か、真実の向こうにあるものは何か?人生をそのように考えるだけ自分も年をとったのだなと思えました。
あと、この本では中学生や小学生にも読めるように、漢字に送り仮名をふってあります。それが返って読み難い場合もありますが、是非とも小中学生にも読んでいただきたいと思います。
君たちはどう生きるか (岩波文庫)
中学2年生の「コペル君」が、学校の友人や「叔父さん」とのふれあいの中で一歩一歩成長していく物語である。親しみやすい文体にこめられた内容は密度の濃いものだ。認識の主観性と客観性、人間同士のネットワーク的つながり、貧しい友人との関係、ナポレオンと歴史における偉大さの意味、過ちと苦悩からの昇華、そして自己の人生に対する決意。これらのことがコペル君の身近で起こる現象と密接に絡み合いながら、叔父さんのノートという形で提示される。
コペル君の経験はかなり普遍性があるがゆえに、読み進むにつれて身につまされてしまう。人間に関する基本的な問題を著者は直視しているからだ。そのゆえにこそ本書は心を打つ。
ゴールデンタイム
アッコさんは年々歌が下手になってもうダメかと思っていましたが久々に本人も楽しんでいるような楽曲がリリースされた感じがしました。パワフルさが出ていてこれぞアッコさんという感じのナンバーでうれしいです。いっそタレント業を一切やめて歌手に撤してしまえば良い気もします。なんせアッコさんは本来歌手であるし、本人も歌手であることをよく強調されています。
路傍の石 (新潮文庫)
私は小学校の時、初めてこの本を読みました。今、数十年ぶりに改めて読み終えました。
時代が変わっても、人間の生き方の基本姿勢は変わらないのではないでしょうか?
明治時代の日本の貧しいがひたむきな社会状況も伺えます。
小学校卒業後奉公にでた少年が、つらいことがあっても、真摯に生きて行く姿を描いています。
年代を超えて、純粋に感動出来る書物です。
路傍の石 [DVD]
主役、吾一役の池田秀ーが後のあの有名声優さんとは・・・
原作も未完なだけに映画も「これからどうなる?」という空気の所で終了
佐藤慶さんの、妻を足蹴にし、進学したい息子の学資貯金を奪い去って行く
国士気取りの馬鹿オヤジッ振りは良かった
皮肉なことに生真面目一本の吾ーより、むしろあの馬鹿オヤジの末路の方が
俄然気になってしまった
路傍のオヤジ どなたか書いてください