ウルトラマンゼロ外伝 キラー ザ ビートスター STAGE Ⅰ [Blu-ray]
CGのクオリティはなかなか。
劇場公開作品と比べても遜色ないと思います。
また、ゼロのOVにありがちな所謂「マンガ的演出」も今作では控えめ。
しかし急にモノクロになったり、効果線が出たり、ちょこちょこ入ってはいます。
何より良かったのが、ミラーナイトとグレンファイヤーの出番があること。
ベリアル銀河帝国ではゼロのお膳立てのような立ち回りでしたが、
今作ではそれぞれのタイマンをじっくり見せてくれます。
残念なのは、そのタイマンのテンポが悪い。
緊張感というか不気味さを出す為か、BGMが流れていない中での戦いなのも
のっぺりとした戦いに見える原因かと。
あと、序盤でゴモラが3体のロボットに袋叩きにされます。
これも結構長くて、「もういいんじゃない?」と思ってからも暫くゴモラリンチが続きます。
この間にレイが「ゴモラー!」とか叫んでくれればいいのに、別に見てるだけっていうか
ただひたすらゴモラが殴られ続ける映像が続くだけ。ハヌマーンのアレを思い出す。
まぁ何にしてもゼロ好きなら買うしかないと思います。相変わらずゼロらしい啖呵を切りますし。
王狩(1) (イブニングKC)
たった今しがた読み終わりました。現在二巻まで出版済みで、手元に二巻ともありますが、一冊読了した時点での感想を。
きました。久々の感覚です。
将棋を指す者の息苦しさが伝わってきます。読んでて、しんどい。
真綿で締めつけられるような焦燥感に襲われました。
奨励会に入ってプロ棋士を目指すような子供たちって、もうとにかく憎たらしいんです。10歳前後、いやそれに満たない年齢ですら例外ではありません。歳相応の、ガキんちょの可愛さがない。全員が全員そうだというわけではもちろんありませんよ。この、違和感、得体の知れない不気味さがよく表現されていると思います。
ただ残念ながら、将棋界の「内輪話」寄りの面が強く、将棋"界"にあまり馴染みがない大多数の読者に魅力が伝わるかというと、さてどうでしょうか。「空気」を知っている人は気づく、でも知らない人にはわからない、そういう類の面白さに終始してしまっているように思います。
ですが、私個人としては「将棋マンガの流れ」から見てみると、実はいい流れなんじゃないかと思います。
近年、将棋を題材にしたマンガが増えていますね。私はあまりマンガを読まないほうですが、それでも書店で見かけることが多くなったような気がしますから、多分増えているんだと思います。
有名どころで見ますと、
「ハチワンダイバー」は勝負としての将棋を、
「しおんの王」は職業将棋、特に女流棋士をメインテーマに据えたサスペンス、
「三月のライオン」は将棋を取り巻く人間ドラマを、
「ひらけ駒!」では一般ファン目線での将棋を、
それぞれ描き出すことに成功していると思います。
やや昔のものでは「月下の棋士」が、昭和の将棋界のもっていた独特の狂気を(ものすごく誇張してはいますが)訴えましたね。
(不勉強で、その他の作品、例えば「5五の龍」などを読んでいないので、それらについては何もいえないのですが……)
ここに来て、「王狩」が、現代将棋界の展望を憂える人には共感を得られる、パッと見には一般人にはあまり優しくなさそうな、でも一般向けに扉が開かれているような、そんな作品として描かれるなら、これら将棋マンガの棲み分けがうまくでき、ひいては将棋認知が広がるのではないか、と思います。
このポジションのノンフィクションは優れた作品が数多く出版されていますが、フィクションではこれまであまり無かったのではないか、そしてそれは重要なことなのではないかと思います。
しかもタイムリーな話題も扱っています(結果的にですが)。つい先日、女流棋士の里見香奈三冠が、特例として奨励会試験を受け、見事合格しました。
今後さらに加速する変化を免れえない将棋界と絡め合わせて、非常に楽しみな作品です。応援しています。
ひらけ駒!(2) (モーニングKC)
母と子のほのぼの将棋まんが、第2巻
あいかわらず、いい感じのほのぼのさですが、勝負の厳しさ・勝負にかける熱い想いを感じさせる
シーンも出てきます。
このシーンは、ワタクシ大変感動しました。
宝くんにとって楽しいばかりの将棋が、なにか変わった瞬間なのでしょう。
とはいえ、ここから「3月のライオン」のように厳しい勝負の物語になるわけではありませんが。
他にも良いシーンはありますが、母から「宝、弟が欲しいの?」と聞かれたときの宝くんの
キツいひとことには微苦笑必至です。
さよならみどりちゃん (フィールコミックスGOLD)
やっと見ることが出来ました。西島さんのダメ男っぷりが最高に素晴らしかったです!!
ユタカみたいな男の人ってなぜかモテるんですよね(笑)ユタカがゆうこに彼女の名前を聞かれて「みどり」って答える時の西島さんの表情が、
「みどりちゃんのことを本当にすきなんだなぁ」って思わせてくれます。
星野さんは前半のベッドシーンの時も必死に胸だけは隠していたのでヌードは出さないものだと思っていたら、後半に出てくるんですね。まさに体当たり演技でした。
断れない性格のゆうこをかわいらしく演じていると思います。
最後の歌うシーンは同じ女性としてなんか泣けました・・・「ゆうこがんばれーー!」って応援したくなりました。
こういう映画好きです。