スリー・アワーズ・オブ・サン
ひとりで全パートをこなす”一人バンド”は掃いて捨てるほど存在するわけだけども、
このバンドはPCオタクなインダストリアル系やブラックメタル系に比べて、
いい音を出してると思う。
しかし、商品としてはいいのかもしれないけど、
毒にも薬にもならない。
スワン・ソングス
「リンキン＋エミネム」という宣伝文句と全員マスク（スリップノットかよ）というところで興味を持ち、
輸入盤円高還元セールで安かったので半分ノリで購入した本作。結論から言うととても完成度の高い作品です!!
私自身「今更ミクスチャーなんて・・」と醒めた感じが聴く前にはあったのですが、久し振りに聴いていて、
リンキンやスリップノットなどを初めて聴いていた時のような熱いものを感じました。
ミクスチャーは今ではもう珍しくも何でもないですが、本作に古臭さは感じられず割と新鮮に聴けます。
エミネムをちゃんと聴いたことがないので比較は出来ませんが、リンキンよりもヒップホップ色が強い感じがします。
それと彼らはヴォーカルグループ（必ずしも全員が一つの楽曲に参加する訳ではないようです）ということで、
これまでのミクスチャー系よりも多彩なコーラスワークが堪能できます。この点が新鮮に聴ける要因ではないでしょうか？
また楽曲のクオリティも非常に高く、特に＃５「No.5」〜＃８「This Love,This Hate」までの流れは神がかってます！
（・・・がしかし中盤頑張り過ぎたせいか終盤の方になるにつれて曲の印象が薄くなります＾＾;）
リンキン好きで気になっている方は＃７の「Black Dahlia」がおススメなので是非お試しあれ。サビにビビっと来るはず！
全体的に聴きやすいので洋楽入門にも良いかも。
アメリカン・トラジディ~ウルトラ・デラックス・エディション(初回生産限定盤)(DVD付)
音はカッコイイ。完成度が高いぶんキレイにまとまり過ぎてて飽きが来るのが早かった。ミクスチャーロック、ラップが好きな人にはマスト。メタル、ハードコアをメインで聴く人にはオススメしません。
