パンツが見える。―羞恥心の現代史 (朝日選書)
この本のテーマは「日本における女性のパンツの歴史」である。
この本で真っ先にガセだと言及した「白木屋事件」私もあれが女性がパンツをはくようになったきっかけとなったとずっと思っていたし、又そう教えられてきたのに、それが実は真実ではなかったというのは興味深い。
パンツ(ズロース)が最初は貞操帯として、後からは様々な含みをもち女性に浸透していったというのはおもしろい。
又、女性のみならず男性の感覚も変化していった過程などをこのように「俗」なテーマでありながら真面目に取り組んでいるところが非常におもしろい。
様々な意味で為になり非常に面白い研究である。
今は又女性が下着が見えることを恥じない文化になりつつある。もしくは見せパンをはいている女性も多い。
今まさに「下着をめぐる女性の感覚変遷期」なのかもしれない。
映画ドラミちゃん ハロー恐竜キッズ!/チンプイ エリさま活動大写真 [DVD]
1990年春公開の「チンプイ」の劇場版映画です。
マール星の王妃として迎え入れられる(この時点では予定の)エリさまの半生を綴ったドキュメンタリー映画の制作・撮影の裏話を軸に物語は進みます。
エリ様の代役に選ばれた、瓜二つのリリン(声・岡本麻弥)も可愛いです。(エリちゃんと2人、ベッドに入るシーンもありますぅっ! うほっ♪)
惜しむらくは、この映画のエンディングが、テレビのオープニング「お願い・チンプイ」であるところ。テレビ版エンディング「シンデレラなんかになりたくない」は名曲中の名曲なので、とても残念なのですが、劇中劇「えりさま物語」の事を考えれば、仕方の無い選択だったのかも知れません。(但し、エリさまが夕焼けの中、鉄棒にぶら下がるシーンはあります。)
単純にエリちゃんの可愛さに浸りたい方、加えてテレビのDVD化を待ちきれない方も、是非どうぞ。
なお、助監督役で故・富山 敬も出演されていました。
藤子・F・不二雄大全集 チンプイ 2 (てんとう虫コミックス〔スペシャル〕)
アマゾンの作品リンクが間違ってFFランド版とごっちゃになってますが、このレビューは藤子F全集版のレビューです
チンプイ1巻の続きとなる後期掲載分が全て網羅され、これにて全集チンプイは全部の話が読めるようになりました
この巻ではある話でトビンソンやバードマン、そしてあの王族がチンプイと出会うエピソードが入っているほか、連載ラストエピソードの遠い思い出も収録
そして読みごたえのある本郷みつる監督のインタビューが掲載されています
果たして本郷監督の記憶から抹消された藤子F氏の意図した本当の答えが判明する日が来るのか…?
それは誰にもわかりません
藤子・F・不二雄 TVアニメ アーカイブス DVD-BOX
やっぱり子供時代は藤子アニメだと思いました。
最近多いオタク向けのアニメやシュールすぎるギャグは子供向けではないと思います。これだけ楽
しく、のびのびとしていて、子供の心を豊かにしてくれる作品は藤子アニメの他にはない。子供時
代は皆、おしなべて藤子アニメで育つべきですね。
CSでは結構やってるけど、地上波も藤子アニメをもっと放送すればいいのに。なにも新作じゃな
くっても昔の再放送でもいいから、子供たちの共通の話題になるほど放送してよ!
朝や夕方の時間帯でも良いからやればいいのに。再放送だったら制作費もかかんないよ。どうしよ
うもないバラエティーなんか流しているよりも、よっぽど世の中のためになる。
TVアニメーション「チンプイ」メモリアルDVD-BOX【期間限定生産】
「チンプイ」は藤子アニメの中で最も好きな作品です。
「ドラえもん」や「エスパー魔美」も良作ですが、原作の方がいいと思います。
「チンプイ」は原作の本数が少なく、未完だったこともあり、
アニメ作品のオリジナル性、完成度の高さは秀逸です。
DVDを購入して十数年ぶりに見ました。感動しました。
彩色や絵柄がいかにも80年代なのですが、面白いです。
5歳の息子もすぐにはまりました。
エリ役の林原めぐみさんがこの作品を振り返るとき
「いつもしかられていた、勉強になった」とコメントします。
子供の頃には、どこが悪いのか、林原さんは上手なのにと思っていたのですが
大人になった今、見てみると、確かに下手です。
特に前半は「タッチ」のときの日高のり子さん並に変です。
ディスクのコーションメッセージ(テレビを見るときは明るい部屋で・・・という注意)は
林原めぐみさんによる新録です。
エリの成長とともに林原さんの変化も楽しめるので
作品ファンはもちろん、林原ファンは必携のDVDボックスだと思います。
未発売だったサントラ楽曲と、OP・EDを収録したCDが付いています。
これもすごくいいです。お薦めです。