ロードス島攻防記 (新潮文庫)
「地中海戦記」三部作の第2段。ロードス島は現在、地中海の観光名所になっている美しい島で、私は会社と自宅の双方のPCに壁紙(候補)として幾つか入れている程である。白が印象的な島だ。三部作の他の2作同様、キリスト教軍とトルコ軍の戦闘が描かれるのだが、私は様々な意味で他の2作とは毛色が異なる作品と感じた。
作者の城砦と戦闘模様の精緻な描写とその裏にある綿密な調査は相変わらずなのだが、防御側の城壁、塹壕等の作り方等が、建築技師マルティネンゴを主体に描かれる等、個人を前面に押し出した形で描かれているのが特徴である。他の作品では、登場人物がともすると歴史絵巻中の1ピースの形で描かれるのとは大違いだ。トルコのスルタン、スレイマンも単なる異教の我儘な暴君ではなく精悍な指揮官として描かれる。
そして、ロードス島を守る聖ヨハネ騎士団である。三部作を通してキリスト教vsイスラム教の戦いが描かれるのだが、本作ほど宗教面を強調した作品は他にない。騎士団間の軋轢等も描かれるのだが、印象的なのは騎士アントニオとオルシーニの関係を(精神的)ホモセクシャルとして美しく描いている点だ。オルシーニに殉死するギリシャ女も印象的だ。登場人物間の恋愛感情をここまで強調した作品も他にはない。
敗れ去った騎士団は難民となって放浪する。驚いたのは、騎士団がその後も存続を続け、現在の赤十字組織に繋がっている事だ。地中海の海戦を通じて、ローマ諸国を初めとするヨーロッパの歴史的的変遷を描いた三部作中で、個人を前面に押し出した異色作。
ロードス島戦記2 【PCエンジン】
ストーリーの大筋はスパークが主人公になる原作の後半部分。
ただ、何故かニースが登場せず代わりに男3人組が
オリジナルキャラとして登場する。
その為に話を進めて行くと原作を知っていれば色々な意味で
予想外の部分が出るので楽しめる。
(人によっては納得出来ないかもしれないが・・・)
RPGとしての出来もそこそこ良いと思うので
原作とは少し違ったストーリーが楽しみたい人には良いと思う。
Single Collection Hotchpotch (ハチポチ)
~このアルバムは、毎日楽しく過ごしている元気いっぱいな
思春期の女の子といったイメージで、きいているこっちまでも楽しくさせてくれる。
ただ「Light of~~ love」「奇跡の海」は名曲中の名曲だが声を選ぶ曲だと思う。
まだ幼かった彼女の歌声では、無理に高音をあげているようで迫力を感じる事はできなかった。
成長し表現力のあがった現在の歌声でまたカタチにして欲しいと思う。~
ロードス島戦記 DVD+CD BOX
内容は素晴らしいのですが、皆さんが書かれているように画質が悪すぎますね…ビデオテープを何回も観たような画質です。12月には単品での発売もあるようですが、このBOXのクオリティでないことを期待したいです。