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兵士の物語 |
私はLPで聴きました。 私の先生がFgを担当しておりますが、観世兄弟のナレーションは最初はなじめないかもしれませんが、よく聞いてみてください。楽しめるナレーションですよ。 |
ターン |
失礼ながら、私の中ではすでに「過去の女優」だった牧瀬里穂が、魅力的に見えたので、嬉しいような懐かしいような気持ちでした。ラストシーンの、雪の中で、長い眠りから目覚める彼女の瞳はまるで澄んだ湖面のよう・・なんて思ってしまいました。ただ、やはりあのパキパキした、カツゼツのハッキリしすぎたしゃべり方が、どうもあまり好きになれないのが残念。 お話は幻想的でなかなかです。異次元(?)にたった一人取り残された彼女と、現実世界に住む男性との不思議なコミュニケーションがロマンチックでした。でも、数々のプロットになんだかあと一工夫、あと一押し欲しいんだよな、と、映画が終わったあとで思わせる作品。 |
オレステス |
本作は、中島朋子女史が迫力ある演技で重要な役割を果たし、彼女が真の主演に感じました。一般には、藤原竜也に対する絶賛が多いようで、期待して観れば、セリフが聞き取り難くここまで絶賛される理由が正直よく解りませんでした。本作は、中島朋子と名脇役が藤原竜也を盛り立てていると感じざるを得ませんでした。 |
本当は怖い童謡 VOL.1 |
短編の2部作です。
二つとも、落ちが後に引く内容ではなく、鑑賞時間も長くないので、 ちょっとした気分転換によいと思います。 題材がよいので、落ちではなく、 話の展開を楽しむ作品だと思います。 |
野球の国のアリス (MYSTERY LAND) |
「皮肉って、わかりますか?」という問いかけからはじまるちょっと不思議な冒険の話。
少年野球のチームでエースのピッチャーとして活躍する小学生の女の子、アリスは、ある日大変だ、大変だと走っていく顔見知りの新聞記者・宇佐木さんの後を追いかけたことから、「鏡の国」に迷い込んでしまいます。そこではあらゆるものが(文字まで!)左右対称なだけでなく、野球の「負け抜き戦」、つまり負けたチームが進んでいき、最後に全国一弱いチームを決める、という催しが大人気だったのでした。「こんなのはおかしい!」と憤慨するアリスは、最弱チームに入って試合に勝ってみせようとするのですが…。 物語のところどころに「皮肉」が溢れています。「鏡の国」で行われている人を馬鹿にしたような試合も、過度に競争を回避する教育やなんでも見世物にする風潮を皮肉ったものとして読めば、決して現実味のないものではありません。野球を愛するアリスや仲間たちが「おかしな現実」に立ち向かっていく様は実に爽やかで、北村節炸裂、といった感じ。『不思議の国のアリス』が絶妙な具合に翻案されているところも見所で、おすすめの小説です。 |
空飛ぶ馬 (創元推理文庫―現代日本推理小説叢書) |
この「私」シリーズはとても好きなのですが、どこに惹かれるかというと、
一人称で語られる日常の中にある、女子大生の視線や心の動きになんとなく どきどきしてしまうところです。 おそらく、こんな女性は実在しないでしょう。読んでいると 男性を喜ばせることを意図した、作者の男性としての視線が あちこちに感じられます。 男性にとって理想的な女性の心の中から日常を眺めるというのは、 なぜかとても心惹かれるものなんですよね。 以前、NHK で見た、少女の一人称で語られ、一人称の目線でカメラの視線が動く テレビドラマでも同じようなものを感じました。 この、ちょっと内気そうで、世間知らずで、文学趣味の女の子の 心の中を、いつまでの読んでいたくなってしまう、というのが私の正直な感想です。 |
北村薫の創作表現講義―あなたを読む、わたしを書く (新潮選書) |
本書は人気作家北村薫の早稲田での文章講義が纏められた一冊。
文章を書くという視点だけではなく、読むという視点からも講義を説く。 文章表現というとついテクニック論になりがちである。 しかし本書では文章に対する感性が重要だということを説いている。 書き手としても一流ならば読み手としても一流である著者の テキストへの感性の素晴らしさが読み取れて、 改めて文章の面白さ。それを追求したくなる。 |
昨晩 北村薫 が夢でこう告げた・・・!
歌手としても活躍中の人気アイドル 北村薫。「セクシー系が好きな人には女医、妹系が好きな人にはパジャマや制服などロリっぽいシーンを見て欲しい」とのことで、いろいろなエロスを追及した作品に仕上がっている。
しかし、ひと度演奏が始まってしまえば、そこはプロフェッショナル。ここが狭いスタジオであることを忘れさせてしまうかのような、スケール感のあるパフォーマンスを披露してくれました。
ほえ~。ということはこれを頭に置いて言ってたのかな?
『 俺たちの一生を台無しにするのは、運なんて言うものじゃない。人間なんだ。 』( ガルシン )
と。どーゆーこっちゃ。。
『野球の国のアリス』北村薫
野球の国のアリス (MYSTERY LAND). この商品をレビューしたブログ一覧». 評価: 北村 薫 講談社 ¥ 2100 (2008-08-07). 「昨日までわたし、おかしなところで投げていたんですよ。」(第一部「金色の午後、アリスが話し始める。」より) ...
[book][memo]北村薫『リセット』に出てきた歌
<時と人>の三作目、『リセット』は、戦前と昭和30年代が主な舞台となる物語です。作中で、いくつもの歌が印象的に使われています。 どんな曲なのか気になっていたのですが、youtubeに上がっているものがあったので、まとめてみました。 ...
北村薫氏の作品の言葉投稿ありがとうございます!
北村薫氏を招いての講演会が桶川市民ホールにて21年2月14日にあるということは、以前ブログに書きました。 そして、北村薫氏の作品の中で心に残った言葉を掲示板に投稿してください!とお願いしたところ、 最近投稿が増えてきたのです ...
野球の国のアリス(MYSTERYLAND)/北村薫
評価: 北村 薫 講談社 ¥ 2100 (2008-08-07). 野球が大好きな少女アリスの不思議な物語! 現代のアリスが語る、不思議な不思議な物語。 一体どんな世界に連れて行ってくれるのか。 北村薫が紡ぎ出す、珠玉の物語がついに登場です!
北村薫氏講演会 申込開始!(特別講演会)
北村薫氏講演会「読むこと・書くこと」の詳細が決まりました。 日時:21年2月14日(土)14:00~15:30 場所:桶川市民ホール 定員:690名 (定員をこえた場合は抽選となります。) 参加費無料! 申込はお葉書でお願いいたします。 ...
『野球の国のアリス』
MrK は、一押しの作家、高村薫の新刊と早合点してしまいました。 高村にしてはミョーに軽いタイトルだと思ったのですが. よく確かめずにレジに持って行き、購入した後で. これが“北村”薫の作品であることがわかったのです。 あ. 『野球の国のアリス』 ...
名短篇、ここにあり 北村 薫 宮部 みゆき編
宮部 みゆき と北村 薫 の選んだ短編小説集。 ひとつひとつの小説がかなり独特なので、次から次に読み進めていくっていう本ではない。じっくり味わって消化してから次の作品に手を伸ばす、という読み方がおすすめ。 画像の下はネタバレがあるので注意して ...
『野球の国のアリス』(北村薫/講談社)
『野球の国のアリス』(北村薫/講談社)...
[本]久々に北村薫
移動中に読む本が欲しかったので北村薫さんの「六の宮の姫君」を購入しました。 〔円紫師匠と私〕シリーズの1作目、「空飛ぶ馬」を購入予定でしたが、置いてなかったので4作目のこちらをチョイス。 このシリーズは借りて何度も読んでいるのではじめに ...
「スキップ」北村薫
デビュー以来ハマりにハマっていた北村薫は、まだ「円紫さんシリーズ」と「覆面作家シリーズ」が佳境だった時期で、この「時と人シリーズ」第1作として刊行された作品は、作者の奥深さに感じ入りこそすれ、正直ちょっと地味に思えた。というか、・・・