セプテンバー・セッションズ
この作品は同タイトルのDVDまたはビデオを観た人にお勧めです。僕はこのCDが発売される前に各曲のアーティストのCDを買い集めてしまいました。サントラCDとしてはかなりお得な一枚。サーフトリップしたくなります。
マンマ・ミーア! [DVD]
前評判どおり、アバの音楽にのって、メリル・ストリープ等オバサン、オジサンが歌い、踊りまくるパワー全開ぶりに圧倒される作品。アバの永遠の名曲が次々に出てきて各々が筋の展開にはまっており、違和感はない。とにかくアバ好きにはたまらない作品だ。ギリシャでのロケも素晴しい。青い海、白い壁の家といったギリシャ情緒も満点。能天気と言ってしまえばそれまでだが、このような夢物語に時間を忘れるのも悪くない。メリル・ストリープのベッドの上でのジャンプ等、身のこなしの軽さは驚き。カーテン・コールまで用意されていてサービス十分だ。心の底からこの大女優が役を楽しんでいることがわかる。女性たちを元気づけること間違いなしで、この作品を観た女性が世の中を明るい方向に変えてくれることを期待したくなる。欲を言えば主な俳優の多数が歌やダンスを本職としている人ではなく、特に歌唱に若干不満が残る。その点を考慮して私は星4個とした。もっとも、素朴さや自然さを評価する人は星5個になるだろう。若手の俳優の中では何といってもメリル・ストリープの娘役のアマンダ・セイフライドの初々しさが光っている。
アイ・ハド・ザ・ブルーズ・バット・アイ・シュック・ゼム・ルース
なんとも末恐ろしいことだよ……
インターネット世代で雑多な音楽に囲まれて育ったユニークな、新人UKバンド、ボンベイ・バイシクル・クラブ(ふざけた名前と一蹴しないでください)。
本人たちが強く影響を受けたのはレッチリ、モグワイ、フランク・ザッパ…という一見共通点の見つかりにくいこの趣向(ザッパて…)。でもこの趣向にこそあらわれてるバラエティに富んだ音楽性が彼らの魅力ともいえる。
土台は今風のソリッドなギターロック…なんだけど、時にモグワイばりの轟音がほとばしったり、ティーンエイジャーらしからぬ枯れたフォークもある。そしてウェッティなサウンド処理や、曲の後半における大胆な展開。これはリバティーンズ崩ればかりの若いUKバンドに置いてけぼりをくらわすポテンシャル!
「若さ」を単に勢いだけじゃなく、音楽的な視野の広さ・吸収力として昇華する。そうだよ!
あと曲の途中に必要かどーかわからんへんてこなエレクトロビートを入れたりと、面白い!ニューエキセントリック通過後のバンドっぽい遊び心
…なのに、歌詞は特別じゃない、青臭いそこらの若者の詞。ん〜〜それが逆にイイ!!
4.「Dust On The Ground」は名曲!!