Gray's Anatomy: The Anatomical Basis of Clinical Practice, Expert Consult - Online and Print, 40e
現行第38版を数え、140年にも及ぶ伝統を誇る世界的名著として、永らくAnatomyの頂点に君臨しています。マクロからミクロまで、人体構造の詳細を記述するだけでなく、その機能的関連についても、基礎的生化学・生理学的知見とあわせて見事に纏められており、本書発祥の聖地イギリスでは、「医者をやるのに必携の書が二つある。一にバイブル(聖書)、二にGray's Anatomy。」と言われているのも納得の、人類が誇るべき金字塔です。また、臨床的関連についてもいくつか言及されており、この手の総合医学書としては、より臨床的記述に豊富な"The Netter Collection of Medical Illustrations"と双璧を成します。
本書は勿論あらゆる医学関係者の蔵書として必携ですが、こと外科医にとっては、日常診療で常用する通常の手術アトラス、あるいはより簡潔な解剖アトラスを使用する際に、その行間を埋める「リーサル・ウェポン」として非常に心強い味方になってくれます。
辞書的に使用するだけでも、本書は計り知れないほど有用ですが、意欲&時間のある医学生(こと、低学年の諸君)は、思い切って本書一本、あるいはNetterの図譜に絞って通読してみると、その後の医学徒人生において何よりの武器になること請け合いです。私は残念ながら通読はしていませんが、自室で本書を読み耽る生活を夢見ています。(笑)
YOSHIKI/佳樹
ファンではなかった私には知らないことばかりで読み応えがありました。
もともと良くない印象があったわけではありませんけれど、Xの素顔を垣間見ることができて今までより格段に関心が強くなりました。
内容的には少し表現が抽象的だったり、オーバーかな?と感じられるところもありましたけれど、私はそんなに気になりませんでした。
あくまでもXというより、YOSHIKIさん個人の物語として捉えたら仕方ないのかもしれませんけれど、もう少しPATAさんやHEATHさんに触れて欲しかったと思います。
でも読み終えた時にはXの凄さ、歴史、絆を感じられて温かくも切ない気持になりました。
誰にも良くない印象は抱きませんでしたし、問題も色々あったのかもしれませんけれど、それでもXにしか成しえないことを成し遂げ、その影響力、功績もまた大きかった、そう思わせてくれる一冊でした。