駆けてきた少女―ススキノ探偵シリーズ (ハヤカワ文庫JA)
「探偵はBARにいる」の公開のタイミングで〈ススキノ探偵シリーズ〉を読み始めて7作目になりました。本書のあとがきに著者の作品群の全体像が解説されており興味深く読みました。著者は本作の少し前より、並行して書き続けている札幌を舞台にしたシリーズものの登場人物を交互に出演させています。そのため著者と読者の間には同時代的な札幌パラレルワールドが形成されていきます。彼の作品群のディテールを理解して楽しむためには、パラレルワールドの全体像を理解する必要があります。つまり、複数の著者のシリーズを読まないと理解できないディテールが各所に散りばめられているのです。
私にとってはこの戦略が見事にはまって、作品群総なめをする勢いです。こうなると一作品を単品で評価することは難しく、とにかく読むしかなくなります。本書も異なるシリーズで三部作が構成されており、これだけ読むと(特に終盤は)端折ってるな感は否めません。だこの戦略はもろ刃の剣で、私ももしこのことを、シリーズを読む前に知っていたら手を出していたかどうか・・・しかしながら読みたいと思うシリーズものがあるということは幸せなことととらえていますので現在は不満はありません。むしろ既刊のシリーズを読みつくしてしまい、新刊を待たなければならない状況になることをむしろ恐れています。
MOOTN 風俗店 大絶賛ローション 札幌・すすきの編 200ml
本当に札幌・すすきので大絶賛されたんでしょうか?まあプロ用のローションは信じて購入!たしかに使用感はバツグンです。程よいしっとり感で嫌なべとつきもありません。これからも使いたいと思います。