トゥルーブラッド6 女王との謁見 (ソフトバンク文庫)
スーキーにも 幸せに 成って欲しいケド!! ヴァンパイアに狼人間に虎人間
ビルと別れてから コロコロ 恋の相手 変わり過ぎです。
『闇夜の訪問者』 の スーキーの控えめで 純情な 面影が消えてしまいました。 残念です。 でも このままクインと幸せに成って欲しいです。
LOVE UNLIMITED ∞
LOVE LOVE LOVEのような曲がたくさん入ってることを期待して買った人は見事に裏切られたはずです。前作のDELICIOUSがポップの頂点を極めたような作品だったのでそっちはもうやりきった感があったのではないでしょうか。そのためこのアルバムでは脱ポップが計られているのがよくわかります。このあとDIAMOND15が出るまでは今までのようなポップな曲は極端に少なくなります。ジャケットからもわかるようにややダークな曲もあり単に恋というものにとどまらず‘愛’という深いテーマ性を感じます。個人的にはあまり聴かないアルバムです。
True Romance (コレクションアルバム)
田村ゆかりは声優として知っていたのでコレクションアルバムということもあり試しに買ってみた。自分のイメージしていたモノと違いしっとりとした曲が多く聴き終わってもあまり爽快感は無かった。自分としてはもっとアップテンポな曲が聴きたかった。
アルバム全体の一体感は無かったけど田村ゆかりの色々な面を知ることのできるアルバムだと思います。
トゥルーブラッド1 闇夜の訪問者 (ソフトバンク文庫NV)
アメリカ南部の田舎町で、ウェイトレスとして働くスーキー。
美人だけど、人の気持ちが読めるという「障害」のせいで
周囲からは頭が弱いと思われている。
ある日店に訪れた吸血鬼・ビルと知り合うが、
彼はまったく心を読むことができない、スーキーの理想の相手だった。
一方、街では吸血鬼と付き合っていた女の子たちが殺される事件がおこり。。
舞台はアメリカの田舎町なのですが、
吸血鬼の存在が公に認められ、一応の市民権を得ているファンタジー設定です。
そのため、吸血鬼もおおっぴらに生活しており、
人間の生活に溶け込もうとする吸血鬼と、そうでない吸血鬼の摩擦や
受け入れる側の人間社会の摩擦も描かれ、
不可解な事件が起こった時は当然のように、吸血鬼が疑われたりもします。
吸血鬼の体が光って見えるところや、他人の気持ちが読める設定などが
「トワイライト 上 (ヴィレッジブックス)」を思い出させるのですが、
こちらは大人向けのためか、吸血鬼のシビアさや事件のおぞましさのレベルが違います。
物語のトーンは暗くなく、吸血鬼ビルの他にも
女好きでハンサムなスーキーの兄ジェイソンや
スーキーが勤めるバーのオーナーなども魅力的で
ロマンスもミステリーも楽しめます。
けれどビルの感覚の違いや、事件がらみで辛いところがあって、
面白かったけど、あまく浸るのは無理でした。
トゥルーブラッド5 暗闇の狙撃手 (ソフトバンク文庫NV)
今回も息をつく暇もない程の災難に見舞われ続ける主人公、スーキー。魅力的な登場人物が毎回増え続け、そう社交的とも思われないスーキーの人脈がどんどん広がり、思わぬ所からいざという時の助け手になるところが面白い。シェイプシフターを狙った銃撃事件が多発する中で、自分に求婚しているカルヴィンが凶弾に倒れたと聞いては、求婚を断っているのにも関わらず、何度も見舞いに行き、退院後も手料理を持ってカルヴィンの集落を訪れるスーキーの優しさは、相手に期待を持たせる行き過ぎな行為にも思える。しかし、とにかく情にもろく、友達の危機には命の危険を顧みず駆けつけ、ろくな武器を持っていなくても勇敢に戦う彼女に男達が惚れない訳がない。かつての恋人ビル、記憶喪失中に恋人だったエリック、バーのボスのサム、狼男のアルシード・・・とこれだけ頼りになる屈強な男達に惚れられ続けているのは、多分スーキーのマメマメしい性格の故だろうと思う。助けてもらったからには恩を返さなきゃ、とエリックの仕事を引き受けてヴァンパイア社会の暗闇に巻き込まれ大怪我をした過去の教訓もなんのその、今回はシェイプシフター社会の揉め事にアルシードのお陰で巻き込まれ、とんでもない権力闘争劇を見せ付けられて身も心もボロボロ。家は火事で失い、銃撃で肩を怪我したスーキーに男達はもっと無償の愛を捧げてもいいのではないかと思う。大体肝心な時に傍にいない男達が多過ぎる!でもまあ、だからこそ主人公の魅力が生きるし、甘いようでいて甘くなりきれないラブストーリーの今後が気になるというもの。次作が待ちきれない。