天地創造 [DVD]
旧約聖書から、アブラハムが息子イサクを生贄に捧げようとする場面までの映像化。
実物大で製作された『ノアの箱舟』が前半のハイライト。「休憩」を挟んで後半は
その子孫たちの物語という進行です。映画史に残る超巨大セット『バベルの塔』の
シークエンスは短いながらも鮮烈な印象を残します。黛敏郎が担当した音楽も良い。
ソドムとゴモラ滅亡のために遣わされたピーター・オトゥールの静かな威厳も白眉。
映画ならではの壮大なスケール感を堪能できる、問答無用の超大作です。
ナイト・トーキョー・デイ [DVD]
とにかく 東京 特に夜の雰囲気 描写が良いですね
これで ヒロインが綺麗だったらと思うと 残念です
音楽もなかなか良いです
香港なウォンカーウァイ監督がリメイクしてくれたら嬉しいんですけどね
Babel-17/Empire Star (Vintage)
本書は、アメリカのカリスマSF作家【サミュエル・R・ディレイニー】の初期の傑作、『エンパイア・スター』『バベル‐17』の英語の原書です。実は私は英語が全然分からないのですが、作者であるディレイニーの熱烈なファンなので英語の原書を購入してしまいました。試しに読んでみたのですが、これが意外と読めます。やはり日本語の翻訳本を何度も繰り返し読んでいたので、細部に関してはよく分かりませんが、大まかなあらすじは何となく分かります。大好きな本を原書で読むというのもまた楽しいものです。年齢に関係なく、好きな海外翻訳本の原書を読むのもオススメです。中高年の方には新しい趣味として楽しめるし、受験生の方には英語の勉強にもなるでしょう。今はインターネットが発達して気軽に好きな洋書が買える時代なので、趣味として海外の愛読書を英語の原書で読むというのもまた楽しいです。もう40歳を超えた私としては【老後の楽しみ】としても続けたいですね(笑)。
南極大戦 -Tower×Vabel- Supplement:トリニティ×ヴィーナスSRS
この本はトリニティ×ヴィーナスのサプリメントで、「完結編」的ものです。
今まで語られなかった設定や原作漫画終了後の情勢に、「最終決戦」というべき「南極大戦」について解説されています。
また、その「南極大戦」に関与する(シナリオクラフト用の)ストーリパターンテンプレートがあります。
追加ルールとしてシーンに登場していないがシーンに干渉するための「遠隔状態」、戦闘とフェイズワークを一括して処理するための「プログレスフェイズワーク」が掲載されています。
また「トリニティ×ヴィーナスSRSライト」といったものも用意されています。
これは本書のみで短時間でゲームをプレイすることを目的にした、いわば「簡易型トリニティ×ヴィーナス」といったものです。
(「簡易型シナリオクラフト」といった方式のプレイをします)
さて、トリニティ×ヴィーナスのメインの展開は終了のようですが、アドバンスドVIPや基本ルールでシナリオクラフト、本書のトリニティ×ヴィーナスSRSライトなどいろいろと興味深い試みをしたシリーズだったと思います。
円環少女 (角川スニーカー文庫)
ヒロインであるメイゼルのキャラクター設定は最高ですね!
かつて無い感じ。台詞なども実に良いです。
とりあえず最初の10ページを読めばメイゼルの性格が
大筋で分かると思いますので、その辺りだけでも楽しめそうなら
購入して良いかと思います。
メイゼルの他にも、物語中に結構な数の人物が出てくるのですが、
それぞれをうまく描写しているので、キャラがちゃんとたっています。
また、世界設定が秀逸で、特徴的な内容となっており、それがこの
作品の魅力の一つになっている思うのですが・・・。
その分作品世界や設定の描写はある意味非常に難解です。
脳みその中で描写を映像化するのが難しいと言うか・・・。
読んでいる最中「作者の描写力が無いのか?」あるいは「自分の読解力が無いのか?」で微妙に悩みました。
ファンタジー寄りの内容ですが、ファンタジー好きよりもSF好きな
人の方が受け入れやすいかも知れません。
私は楽しめましたが、万人にお勧めできるかどうかは微妙な所ですね。