灘中 奇跡の国語教室 - 橋本武の超スロー・リーディング (中公新書ラクレ)
著者の黒岩祐治は元フジテレビのキャスターで現神奈川県知事です。そしてこの本の舞台である灘中・高の卒業生でもある。
本書は著者が2005年に刊行した「恩師の条件」という本が昨今の橋本ブームで古本価格も高騰しているというので若干の手を加えて新書として発行したものである。ちなみに本書自身も既に品薄で価格が高騰している。手に入るまでは図書館で読みましょう。
東大合格者数全国一になったということで名前が売れた同校だが皮肉なことに著者は灘中に入るのに浪人し東大にも二浪して早稲田へ入学したという意味では、灘中・高における本流ではない。それでも橋本先生の授業の進め方にはぞっこんであり、誇りをもって世間に紹介をしている。
読んで分ることは知識や受験法に流れるのでは無く真の意味の教養を身に着けさせようという6年間の教師の努力が東大合格者数日本一という花になって咲いているということであろう。
こういう先生は今となっては学校よりは塾にいるのが昨今のようである。しかし高橋先生が言われるようにそこまでやったら割に合わないから趣味と思ってやるという境地に達する人がこれからもいるかどうか甚だ疑問ではあります。
とらドラ! サウンドトラック
非常にすばらしい出来で何度も繰り返し聴いてしまいます。
ただ、全25話の後半部分の物語が佳境に入ったパートでよく使用された曲の
多くが未収録です。
全編通してのサントラでないと…。
と言う訳でVOL.2お願いします!
というか出すのが義務だと思います。
映画レイトン教授と永遠の歌姫 グレッセン・ヘラー・カレッジ リミテッドエディション [DVD]
レイトンシリーズ…最高です。
これまで出たゲームシリーズは全て楽しませていただきましたm(_ _)m
ゲーム中にちょこちょこ出てくる魅力的なアニメーション。。。
そして、ついに映画化ですよ。
このDVDさえあればレイトンアニメーションにいつでも会えるわけです!!
もちろん内容も、レイトンシリーズとは切っても切れない感動。
この映画も負けてません!!
さらに、映画中でも一緒に謎を考えて進めるような工夫が盛りだくさん。
チームレイトンも抜け目がありません。
さらにさらに、なんと大泉洋&堀北真希のインタビューが見れちゃいます。
このペアに笑いを誘うトーク…必見です!
さらにさらにさらに、かわいい付箋・クリアファイル・ポストカードは使うのがもったいない感じ。
ってくらい素敵なおまけ!
総合的に満足です!
DVDを収納するケースのカバーもかっこいいイラストになっています!
これは貴重に扱ってしまっちゃう。
奇跡の教室 エチ先生と『銀の匙』の子どもたち
初代『銀の匙』組(昭和31年・1956)は、15名が東大に合格(全国22位)、二代目『銀の匙』組(昭和37年・1962)は、“39名と急伸した灘校は、関西では超一流進学校として、一気に名を馳せるようになった”。。。
エチ先生の教育方針、方法については賛同する点が多いのだが、本の切り口はどうもうさんくさい。1960年に38人の東大合格者を出している高校が、1962年に39名の合格者を出した場合、急伸という表現はおかしい。誤読を誘導するような統計引用は、いかがなものか。調べなかったのか、意識的なのか。。エチ先生に失礼ではないか。。。褒めるために全力を尽くしている本だ。ちょっとげんなりしながらも、エチ先生の授業については知りたいので最後まで読める!ある意味すごい。