遙かなる時空の中で4 (2)志の遠き地 (GAMECITY文庫)
こう言ったゲーム原作の小説は、ゲーム内容を紹介するものだと割り切って読める人。後は取り扱いキャラの好き嫌いだと思います。私は意中の人物が出張っているので、かなり満足ですが、それ以外のキャラファンの方はちょっとついて行きにくいかと思います。購入の際は軽く内容確認を。
内容については主人公の切り替えの早さには、もう一つ踏み込んで書いていただければと残念に思います。ゲームイベント乱立ですが、ラストの混ぜ具合は非常に好みなのと、そのキャラ好きな方にはかなりオススメという意味で☆三つです。
遙かなる時空の中で2 (GAMECITY文庫)
ゲームのストーリーがきれいにまとまっています。
プレイしたことがない方に読ませても通じますね。
最初に出会ったのが彰紋くんという設定なので、ファンの方にはうれしいかも。
ただ、文庫本のほうは、絵が違います。
新書版?だと、絵が原作に近いんですけど…(がっかり)
新書版のほうを友人に貸したら戻ってこないので文庫本を買いなおしたのですが、
絵が明らかに違うことだけはがっかりでした。
ラストは、誰ともエンディングを迎えず、
気がついたら元の世界にいました、という終わり方ですが、
特定の方が気になった読者さんはきっとゲームをプレイするでしょう^^
遙かなる時空の中で3 紅の月 (GAMECITY文庫)
基本的にはゲームのストーリーと同じですが、キャラとの出会い方や設定など、
ゲームとはまた違った形で描かれています。
特に違和感も無く、小説らしくて良かったと思います。
将臣のシナリオがメインですが、他の八葉の話も所々含まれています。
個人的に、それはとても嬉しかったですね。
特に、終盤の敦盛と惟盛の話には感動しました。
キャラの呼び方が一部間違ってたり、漢字の間違いがあったり・・・と、
気になる点も少しありましたが、とても面白い作品だったので許せる範囲です。
(ただ、遙か3をプレイしてない方には全く分からないでしょうが・・・)
戦国無双3(通常版)
『三國無双』シリーズは好きでプレイしていたのですが、『戦国』は今回が初です。『OROCHI Z』で戦国キャラにも興味が湧き購入してみました。
他の方が仰るように、味方がとても弱いですね。ちょっと寄り道しながら雑魚切り等していると、クリア直前には味方が自分と総大将しかいない、なんてことが多々あります(苦笑)武器取得に関しても、個人的には残念でした。『三國無双5』のタイプ武器形式なので、望む技能が付いていないと、今一武器による強さを実感出来ないところが理由ですね。せめて技能の付け替えが出来れば・・・。
「あれしろ、次はこれしろ」と、ゲーム中は常に「急かされている」感が付き纏うものの(前述の味方の敗走のし易さも相まって)、三國キャラとはまた別の魅力を持った人物達を眺めているのは楽しいです。ゲーム性とは何の関係も無いですけど。
最後に、モードの一つである「村雨城」ですけれど・・・、これは嫌です。本編よりも難易度が高めなのですが、特に面白みがあるわけでもないし・・・。これをクリアしていくことで開放出来る要素があるのでやっていますけど、本当にそのためだけにやっている感じです。任天堂絡みのものなので、もし他のハードに移植されることがあれば削除されるかもしれませんけど、そうなっても全く悲しくないというか(苦笑)これなら、一人でも多くのキャラに無双演舞を用意していただきたかったですね。
遙かなる時空の中で4 (1)果てなき天 (GAMECITY文庫)
味方側のサブキャラがばっさりと端折られていますが、
(限られた紙面において、主要キャラをより活躍させるためとのこと)
各キャラのセリフ、イベントなどは、
基本的には原作ゲームに忠実な内容でした。
全3巻のシリーズ導入部である本書のほとんどは、ゲーム中のエピソードで構成、
わずかな合間に主人公(及び相手役)が少しずつ恋に向かい、
心の揺れ動く描写が入る、といった流れでしょうか。
(なお、物語冒頭部は、GAMECITY文庫オンラインで連載していた
同タイトルのケータイ小説に、若干の修正を加えたものです)
現代への郷愁・喪失感、主人公が戦に身を投じる明確な動機も描かれるなど、
全体的に、ゲームシナリオに対してユーザーから噴出した批判を、
ある程度意識して書かれているように思います。
「切ない恋愛を描く」ことが執筆の条件だったとのことなので(後書きより)、
今後は相手役キャラとの恋愛にスポットが当てられていくようです。
本作においても、
各キャラとの出会い等、基本のストーリーもなるべく簡潔にまとめてしまって、
恋の描写に力を注ごうとしている姿勢が窺えます。
購入を迷っていらっしゃる方には、
相手役キャラがご自分の好きなキャラと合致するか否かを
まずは確認されることをオススメします。
他のキャラクターのイベントが文章化されていないわけではありませんし、
今後も完全に個別ルートに入るわけではなく
他キャラとの交流も描かれては行くようですが、
その比重の差は明らかです。
特定キャラクターにのみ思い入れのある方は、
あまり楽しめない危険性があります。