ニューヨーク・ドール [DVD]
クリスチャンの私は現在異端とされているモルモンには当然のごとく偏見を持っていた。
・・・少なくともこの映画に関してはそれはどうでも良くなった。アーサー・ケインが
心に平安を得たらならそれでいいぢゃないか。監督もモルモンだが、
この際プロパガンダであろうがどうでもいい。いい映画は、いい映画だ!!
パンクロックの時代にドールズのファンになった私にとって、彼らは宇宙人
のごとく遠い存在、あるいは神・・・しかしドールズ解散後のアーサーの苦労は人間が味わうそれだった。
「アーサーも大変だったんだねー」と思わず呟いちゃったよ。
そして再結成。喧嘩別れした彼らが再び集い「愛してるよ」なんて言っている。
ファンにとってこんなにうれしいことはない、思わず感涙に咽ぶ。
ドールズもすばらしいが、きっかけを与えたモリッシーはなんてすばらしい男なのかと思う。
彼の音楽には余り興味がわかないのだが言動に大いに共感する。
彼が若かりしころ絶大な影響を受けたミュージシャンに恩返しをしているかのようだ。
トリュフォーがコクトーやルノワールにしたような。
この映画を「ロックンロール版フォレストガンプ」と書いていた方がいたが、
うまいことを言うもんだと思った。この気分はまさにあの映画を見た後のもの、
悲しくて嬉しいような、ホントbitter & sweetですな。
・・・しかもこれはノンフィクション!
ドールズのファンでなくともこれを見る人は、心にぼゎ〜んと残るものがあるはずだ。
モリッシーの音楽に興味がわかないと書いたにもかかわらず。作品中、最後の方で
流れるThe Smithsの"Please Please Please Let Me Get What I Want"に泣かされた。
グレイテスト・ヒッツ
とあるTV番組のBGMで耳にした"Don't let me wrong"。あまりの懐かしさにこのベスト盤を購入!プリテンダーズを思い存分楽しむには最高の一枚です。あの頃の景色が脳裏に蘇ってくるとともに、今聴いても全く古さを感じさせないサウンド!今の若い人たちにも聞かせてあげたい!お勧めです。
ビリーヴ~グレイテスト・ヒッツ
BELIEVEでドッカーンとヒットしたcherが勢いに乗ってグレイテストヒッツです。活動歴の長い彼女ゆえに、収録曲はそれぞれ時代を感じます。
もちろん、ベスト版なので、どれもいい曲ばかりなのですが、注目すべきはボーナストラック的な最後の一発!!ドヴェ・ラモーレのエミリオ・エステファンのREMIXでしょう!!
名前からわかるとおり、エミリオ・エステファンはグロリア・エステファンの旦那様なわけです。
music's no good without youにこのエミリオ・エステファンREMIXのドヴェ・ラモーレが収録されているバージョンはあるのですが、なかなか手に入りにくく、さらに高い!!ということで、このグレイテストヒッツで堪能するのがオススメです。
ザ・ペタ・コンサート・フォー・パーティー・アニマルズ [DVD]
他の出演者は見てません。しつこく毛皮反対のメッセージが繰り返されます。毛皮なんか持ってませんが、コンサートの主旨は私には関係ないので鬱陶しいだけ(笑)ということで毛皮反対のコンサートなのでビニジャンを着たポール、最近(といっても5・6年前ですが)のポールにしてはセンスがいいです。しかし一定期間ポールのセットリストは固定されているのでもっと違う曲もやればイイのにと思いましたが、ここでのポールのライブは熱くカッコイイです。