タワーリング・インフェルノ~グレイト・デザスター・ムービーズ
これはすごいです。
小学生だった私が見てもすごいと思った記憶がいまだに残っているこの映画。
画像を見てしまうと、どうしても古臭さが気になりますが音だけなら大丈夫。
勝手に頭の中で新しい映像に替えて、ひたれます。
ポセイドン [DVD]
この映画、最初の20〜30分で生き残る人が10人位に限られてしまい、残りの人は全滅してしまいます。なので、多くの人が逃げ惑い虫けらのように無残に死んでいくパニックシーンは余りありません。生き残った10人によるサバイバルアドベンチャーという形容がふさわしい映画です。
逆さまになった豪華客船が沈没するまでに、各エリアの困難を突破し船の外に逃げ出すというサバイバルゲームといっても過言ではないでしょう。映画では無くゲームと表現したのは、ゴールに辿りつくまで10人のうち何人かは途中で死んでいくのですが、その死に別れのシーンが非常に淡白に描かれているからです。日本映画なら、まるで自分の手足をもぎ取られたように号泣しその場ではいつくばってしまうようなシーンでも、<あら残念それじゃあ次>みたいに死人を簡単に見捨てていく白人たちの冷血さが垣間見れます。
この手のサバイバル映画を見慣れている方には、誰が死ぬのか初めの段階でなんとなくわかってしまうはずです。自己中の傲慢男、生きる意志の乏しい貧民、地位の高いサクリファイス系中高年。この法則、どのハリウッド映画にも何となく当てはまっていると思いませんか?