1/700 ウォーターライン No.218 日本海軍航空母艦 天城
空母天城のプラモデルです。700分の1のウォーターラインシリーズです。700分の1シリーズは他にもたくさん商品があるので、集めると艦隊が作れて良いと思います。ご存じのように、艦艇は平らなので、最初は不満に思うかも知れませんが、飾ったりするのには、かえってこちらの方が始末が良いと思います。700分の1シリーズの中では、空母ということで大型ですが、作るのはそんなに難しくありません。載っている装備が大したことないからでしょうか。しかし、甲板が広いので、うまく作らないと歪みが目立ってしまうかもしれません。艦載機は、ややちゃちな印象を受けてしまいます。空母の模型なのでしょうがないかもしれません。飾ると甲板に埃がたまるのが玉にキズです。存在はさすがにあるので、完成後の満足感はあると思います。
レッド(1) (イブニングKCDX)
本作は1969年夏の■■大学バリストと外相訪ソ訪米実力阻止闘争から始まる(その前に安田講堂事件が一コマだけある)。そして、その後の主人公たちの動きが淡々と描かれている。主人公の一人である岩木の中の人は某所で「(連合赤軍を)歴史的背景を抜きにして描くことほど馬鹿げたことはない」と述べているが、そういう意味では本作は「馬鹿げた」ものかもしれない。
しかし、漫画に馬鹿げていてはならない理由などない。面白ければ何でも良いのだ。山本直樹も某所で「俺は面白い物を描きたいだけ」と述べている。私は本作を読む前に連赤関連本を複数読んで一応の知識は持っていたが、恐らくそういった知識無しでも本作は面白いだろう。むしろ知識無しのほうが、例えば番号を付されたメンバーが今後どうなっていくのかを、緊迫感を持って読めるかもしれない。
もちろん、本作をより深く楽しむには連赤関連本を読むのが一番である。山本直樹が「連赤の本とか読むと本当に面白いですから」と述べているように、実際彼らの本は面白い。最も基本となるのは赤城の『十六の墓標』と岩木の『兵士たちの連合赤軍』である。とりわけ岩木本のG作戦の描写や、本作に描かれていない1969年前半部分は、鈴木邦夫が「特に面白い」と絶賛している。赤色軍や革命者連盟が何者か、その他人物・事件の背後関係については谷川の『あさま山荘1972(上)』が詳しい。若松孝二監督の映画『実録・連合赤軍』の分厚いパンフは時代の流れを1960年6月15日から詳細に追い、また多くの関係者の声を載せている点でも秀逸である。直接連赤を扱ったものではないが、立花隆の『中核vs革マル(上)』は60安保以前から1969年に至るまでの主流派学生運動の歴史がコンパクトにまとめられており、連赤当事者の手記だけではいまいち分からない彼らの思考・行動の背景が見えてくる。
ともかくも、現代史って面白い。
1/700 特シリーズ No.46 日本海軍巡洋戦艦 天城
フジミのプラスチックは少々柔らかいので細かい部品の切り出しには注意した方がいいです
少々部品の切り出しに苦労する箇所がありますのでご注意
艦橋や後部マストの支柱の十分にすり合わせ&調整が必要です
特に斜めになっている箇所の穴は仮組みを丹念にし、穴の調整が必要です
部品取り付け用の穴はピンバイスで少々拡張した方がいいです。そのままだとちょっと穴に入りづらい箇所がありました
艦首の菊の御紋章の取り付け指示が欠落しているのでお忘れなく
全般的にモールドは昨今のキットのように細かくあります
新造時ということでかなり構造物が簡素ですがそれがまたスマートに思える艦影がとてもよろしいです
ちなみに最終設計ですと煙突は直立二本じゃなくて集合されて一本になっていますね
ペルソナ4 キリノアムネジア (ファミ通文庫)
花村ファンであれば細かい事を抜きにしたら楽しめるのではないでしょうか。
とにかく最後まで花村がいい奴で格好良いです!
評価が割れるとしたらゲームではあまり語られなかった小西早紀の描写と花村と同じ表紙にいる千枝&雪子の扱いでしょう。
メインヒロインとなっている小西は別として千枝や雪子達のファンには物足りないものであるのは事実です。見せ場がないわけではありませんが、いい所は全て花村がもっていきますので・・・。
ヒロインであるアムネジアに関してはゲームの彼女とは別物として考えた方がいいでしょう。
花村のために用意されたオリジナルヒロインとして捕らえた方が近いのかも。
シャドウは負の感情をもった存在ですがこのシャドウはあまりにも綺麗すぎます。
花村は彼女を護るために奔走するのですがそうしたヒロインの存在が許せて、雄雄しく献身的な彼が見たいファンの方ならお奨めです。
このゲームのファンに多いと思われる主人公と花村の相棒関係が好きな人には物足りないとは思いますが、花村ファンの一つのアイテムとしては良いかと。
☆4というのはあくまで私が花村ファンであるからこその評価ですので、ペルソナ4のゲームのオリジナルのイメージを少しでも損ないたくない方や他女性キャラのファンにはちょっと厳しい作品だと思います。
他のレビュアーの方もおっしゃられていますが、アムネジアと対になっているかの様に敵キャラシャドウが女性の醜さの塊のような存在として描かれていますのでそれを不快に感じられる読者の方もいるでしょう。
男性的(性的)な表現も少なからずありますが・・・そちらよりも私はヒロインと敵ヒロインの扱いの差が気になりました。同じシャドウ存在であるからこそ尚更です。
紅一点ならぬ黒一点の花村は本当に格好いいのですが・・・・。
クライマックス間際まで基本受身体制であるアムネジアは彼に護られるだけの魅力に欠けるような・・・。花村が主人公の物語にしろ、個人的には大好きな千枝や雪子、そして主人公との絡みがもっと見たかったです。
花村というキャラクターの魅力の再確認はさせられましたが、それだけに色々と惜しい。