発明家たちの思考回路 奇抜なアイデアを生み出す技術 (HARVARD BUSINESS SCHOOL PRESS)
これは単なる発明家列伝の本ではありません。もちろん、エジソン、ベル、フォードの話は避けて通れないのですが、この本では主役ではありません。著者は生存している発明家達に実際にインタビューを行い、話を展開しているので、非常に臨場感があります。話に出てくる発明家達は、超音波診断装置、(スパイラル/ヘリカル)CTスキャン、DNAシーケンサー、セグウェイ、自動コールセンターのシステム、、、等などを考案した人達で、非常に親近感を覚えます。時にはアドビの創業者(ワーノック)やアップルの創業者(スティーブ・ジョブズ)も登場し、話に彩りが加わります。(概して、右脳型人間が多い印象を受けますね)
彼らの話を読むと「発明は必要の母」もアリなんだな、と思う訳です。昨今のiPod/iTunes/ミュージックストア/PodcastやAcrobat/Acrobat Reader/PDFなどの組合せを想起すれば、発明品(群)がいつの間にやら必要品(システム)にまでなっている事例に行き当たることと思います。(このような「システム構築」のイノベーションにおける重要性は結構普遍的でして、古くは電灯-電力システムの事例があります。それは「『白い光』のイノベーション」(宮原 諄二)に詳しい説明があります)
また、彼ら発明家達の人間臭い話から、「根気と決意だけが全ての道を拓く」「転んでもタダでは起きない」「楽天的に!」という姿勢が学べます。姿勢を学ぶのであって、即効薬を期待してはいけません。この筆者の姿勢は「魚を与えても1日しか持たないが、魚の釣り方を教えれば一生使える」という思想から来るものだと思います。【釣り名人】のスタイルは異なりますが、彼らの考え方から得る処は多く、良いまとめになっています。★5つです。(^-^)
天才エジソンの秘密 母が教えた7つのルール
著者は、エジソン発明収集で著名な弁護士である。
非常にエジソンを尊敬しているということで、その情熱が
この本からほとばしってくるように感じる。
この本の画期的なところは、
エジソンの能力の秘密を彼の母の子育てから読み解くところである。
たとえば、誰しも、エジソンのエピソードの、
1+1がわからなかったこと、小学校のころ落ちこぼれであった
ということを聞いたことがある人がいると思うが、
そのあたりのエピソードが詳しく述べられている。
好奇心が旺盛ゆえに、小学校を落ちこぼれたエジソンを
母親は励まし、ホームスクール形式で、好奇心のおもむくまま、
物事を調べ、チャレンジし、失敗することを教えた。
このことが、後の電球の発明について、1万回もの失敗を繰り返した時、
失敗したのではない、1万回うまくゆかない方法を見つけたのだと
いったエジソンの言葉につながる。
このような感じで、エジソンがなぜ天才といわれるまでの
すばらしい業績を残せたのかを、
彼に影響を与えた母を中心に読み解いていく本である。
エジソンの母 DVD-BOX
めぼしいドラマがなかったせいかもですが、このクールではけっこう輝いていました。佳作だと思います。
その一番の要因はやはり主役の清水優哉クンの、説明がとても難しい不思議な可愛らしさにあるとは
思いますが、全体的にキャスティングが優れていいたのも大きなポイントでした。担任教師役の伊藤美咲嬢は相変わらずの
ダイコンぶりではありましたが、それがダメ先生のキャラにはぴったりはまっていました。久しぶりに彼女がチャーミングにも見えました。
坂井真紀は、単なる親馬鹿とは一線を画する、息子の可能性を純粋に信じて疑わない素敵なママを怪演(?)していました。
また、彼女を慕う伊藤の元カレ役の谷原章介も彼ならではの2.5枚目な好青年をいやみなくえんじてました。
全体を見まわすとやや”善人過多”なかんじがなくもなかったけど見ていてとても気持ちよかったというか、”安心感”がありました。
ストーリーも視聴率稼ぎには必須ないわゆる「刺激」に満ちたものではなく、世の中的にはあまり話題にもならなかったようですが、
私にとってはすごく心安らぐ「癒し系ドラマ」であり、エアチェックしたビデオを週末の夜に見ながら全身の力が抜けていくかんじを楽しんでいました。
スペシャル版の単発でもいいのでぜひまた新作をお願いしたいですね。
私にとってはすごく心安らぐ「癒し系ドラマ」であり、エアチェックしたビデオを週末の夜に見ながら全身の力が抜けていくかんじを楽しんでいました。
スペシャル版の単発でもいいのでぜひまた新作をお願いしたいですね。
Superfly〔DVD付〕
ジェットとの共演曲「i spy i spy」や「Hi-Five」といったシングル・ナンバーを全網羅した、これまでの活動の集大成的一枚。1stアルバムにしてこれだけの完成度を誇り、しかもそれが大ヒットを記録してしまうと少々今後が心配だが、まずは現時点での最高到達点として素直に楽しみたくなる作品といえる。「ハロー・ハロー」以降、「Last Love
Song」や「I Remenber」で垣間見せる透明感も、もはや10年選手のように貫禄十分。
花鳥風月集
ワーナーミュージック・ジャパンは、これだけの素敵なアーティストを輩出し、名曲を世に出してきました、という内容のアルバムでした。
リーフレットには、歌詞は当然として、それぞれの曲の収録アルバム名だけでなく、収録曲への思いをアーティスト自身のコメントで飾られていますから、それもこのアルバムの魅力を高めています。
コブクロ「蕾」、絢香「三日月」というメガヒット曲を冒頭に並べています。豪華ですね。絢香 × コブクロ「WINDING ROAD」は日本人デュオの水準の高さを示すものでしょう。
RIP SLYME「熱帯夜」に惹かれました。4人のラップの掛け合いが、不思議な音楽空間を形作っています。歌詞を見て驚くのはジェネレーション・ギャップの表れでしょうね。
Superfly「愛をこめて花束を」の越智志帆の力強い声帯は魅力的ですし、強烈な説得力があります。ブルースやロックといったジャンル分けを超越したヴォーカルですし、サウンドでしょう。
山下達郎をずっと聴き続けていますが、「FOREVER MINE」の声の輝きは全く落ちていません。アレンジと歌詞の多彩化はますます進み、孤高の領域に入っています。話題になった映画「東京タワー」の主題歌ですが、大人の音楽とはこのようなものだ、というふうに聴かせてくれました。歌の上手さにも改めて脱帽します。
竹内まりや『人生の扉』の歌唱にはジーンときます。彼女の人生へのメッセージというべき綴られた言葉が、実感を持って重く温かく心の奥深い所に届きました。辛くても悲しくても精一杯人生を生き抜いてきたような人達が、皆、共感できる歌ってそんなに多く存在するわけではありません。ステキな人生の歩みを見せていただいた思いです。