アルテラシオン+4
中森明菜がメジャーで活発な活動を再開し始めてから、この頃のアルバムを買い始めました。「原始~」が良いのはもちろんですが、2曲目のSunflowerなど、この人にしか出せない突き抜けた明るさ(その背景に暗さや重さがあるからこそ出せる特殊な明るさ)が、出ている。そうか、不遇の時代に、もうここまで来ていたんだ。と、感無量でした。この曲がカラオケにあったらいいのにな。
また、9曲目の「だからなんなの」は、脱帽。こんな低い声が出せる人っていないでしょう。最近はもうこういうハードロック路線はやらないのかなぁ、Appetiteや、シングルカットされなかった候補曲を集めた昔のアルバムの中から今でもイケそうな曲をピックアップして、ハード路線をおもいっきり集めたのもやってみてほしいなぁ、と思ってしまいます。少女のツッパリじゃない、大人の女の凄味と色気と包容力を表現したハードロックなんて、この人にしかできないと思いますもの。
逆に、ああ、不遇の時代だったんだなぁ、と涙が出てくるのが5曲目の「したたる情熱」。この歌詞、まるごとストーカーやんけ。これって世間が「中森明菜」に抱いている意地悪な興味に迎合したとしか思えませんよ。非人道的です、これは。中森明菜は、この時期、楽曲がもらえるならばなんでもこなそう!と、必死に腹をくくって歌ったのではないでしょうか。あんた偉い、根性あるなぁ。と、聴いてて涙が出ます。もしもこの曲を本人が嬉々としてやっていたなら、「道化」として自己決定した意志は凄い、と尊敬もしますが・・・たぶん違うだろうな。
この人物のアーティストとしての力は、本当に上質な音楽性と精神性を備えた人々と組んで、伸び伸びと発揮してほしい、輝いてほしい、と願わずにいられません。彼女の不屈の精神に、星5つ。
Brian Setzer: Guitar Legendary Licks
ブライアン奏法を学びたくて買ってみました。類似のYGエクストラ(カラオケCD付き)よりもこっちの方が断然良い。
12曲分の主要パート(イントロ、バッキング、ソロ)のタブ譜が載っていて、これを練習すれば完コピに近いところまで迫れるかも。CDには模範演奏が収録されていて、速いフレーズでは速度を落とした演奏もある。模範演奏の音もクリアで◎。文章による解説はオマケ程度なので、中級者以上でないとキツイかもしれません。(当然全部英語ですし。)
SUPER SOUL SESSIONS DVD
大阪城ホールでこのツアーを見ました。
「vs」というキーワードからギターバトルを期待している人にはお勧めしません。
3人が同じステージに上がっていると言うこと以外は見るべき所は無いかも。
ライブビデオとしては盛り上がりに欠ける気がします。
生のステージを12cmのディスクで再現することにそもそも無理なところがあるのに、
何曲か曲をカットされていちゃ、ライブを見た人には満足できません。
究極のロカビリー・ギター大全 今すぐ使える実践ギター・テクニック22![DVD]
前編サムピックでのプレイ、やっぱりブライアン・セッツァーみたいな普通のピックで
ギャロッピングの時に持ちかえるプレイを皆さん求めているのではないかと思いました。
しかしモチネタを増やすには勉強になるかな?
ひとつ残念なのはデモ・プレイでのベースがプレンジョン・ベースだったこと・・・
ウッドベースでやってほしかった・・・。