Platonic Chain プラトニックチェーン 01 [DVD]
観終わって最初に感じたのは、モーションキャプチャーを基に3DCGアニメで製作した意義が解り難かった事。リアル&オーバーアクションの動きをアニメに変換すると違和感が在る典型。……とは云え、全て実写版で作れば、更に賛否両論が起きるかも……。内容自体は良いだけに、残念でなりません。私と同様、出演声優の中にお気に入りの方が居られるのならば、在る程度は楽しめます。
Platonic Chain プラトニックチェーン 02 [DVD]
「アンチ・モーションキャプチャー宣言ぱーと・つぅー」
「アップルシード」に続いての宣言。やだやだ、なんでこうもモーション・キャプチャー作品が出てくんのかなぁ。なんでモーション・キャプチャーじゃなきゃいけないの?だいたいどこがいいわけ?これで新しい表現ができるとも思えないし、費用が安いの?とにかくこれじゃあ、実写ドラマにアニメキャラを当てはめただけで、より演出的に限られたものしかできないじゃない。そんなのわざわざやる意味あるの?アニメではアニメ独特の画の動き、偽物を本物より本物に見せるっていう、すんばらしい技術が日本のアニメのおっきな売りでないの?これって日本アニメの自己否定じゃない。モーション・キャプチャーにアニメ絵はっつけるだけなら、日本でなくてもできる。いい俳優がいれば、キャラクターが動き演技するっていう部分では事足りちゃうんだからさ。あとはもう技術的なハードの部分の問題になっちゃうんじゃないかな。見てる側の意表をつく表現てもんがなくなっちゃうんじゃないかと心配。もしそれがなくなったら日本のアニメは終わりだと思うよ。
でも、この作品は物語としてはいい。だからより一層、アニメーターの手を経た形で見たかったんだけど、それはそれとして、一話完結のなかなかひねったストーリーの中にちょっとした情報社会の恐ろしさを入れ込んだ、都市伝説系ホラー作品。でもこれがいいのは、プライバシーも完全に暴かれかねないおっかないプラチェなんだけど、登場人物がそれなりに使いこなして、てきとーに楽しく暮らしているところ。これ系統の作品はやたらに危機感を煽って、情報社会に翻弄される人間ってな感じで描いちゃうもんだろうけど、この作品では使い手もどっこい、利用されるだけじゃ終わらない。非現実的なテクノロジーで現実的な生活を送る風景をお楽しみあれ。
プラトニックチェーン (2) (Gファンタジーコミックス)
町中にある監視カメラ、カメラ付き携帯などによって死角がなくなっている、今からほんの少しの未来。世界中に張り巡らされた某国の盗聴監視システム、そこに唯一ハッキングした謎のスーパーハッカープラトニックチェーン。彼女(?)の何でも検索できるサイトを使って謎(都市伝説?)を解き明かしてゆく女子高生3人組活躍する物語....と聞いて「なんだ!?ガキが読む話か!」と思った、そこの貴方、一度呼んでみて面白いから。話の内容に落差(?!)があったり、謎解きに無理やりなところもありますが(汗)「見るなの死神」の未来の自殺サイト(自殺幇助システム?!)を扱った話は、ちょっとゾッとさせられます。それでは皆様、プラトニックチェーンの世界をお楽しみください。
プラトニックチェーン 3 (Gファンタジーコミックス)
プラトニックチェーンもいよいよ三巻です。
私は、連載当初からこの作品を読んでいるのですが、絵も少しづつですが確実に絵も上達しているのでこの3巻ではすらすらと読め、作品にすんなりとはいっていけるような印象を受けました。
1巻では、主人公らが都市伝説バスターを始め、2巻で本格的に都市伝説の内容に入っていきましたが、三巻ではいままで以上にかなりの盛り上がりを見せています。
都市伝説には、何か裏があるようでそちらにも注目しながら読むと良いと思います。
主人公らの心理描写がとても秀逸でストーリーにとてもはいりやすいので、都市伝説が好きな方、そうでない方にもおすすめです。
プラトニックチェーン〈02〉
『2』だとか『リターン』だとか、続き物は当初の驚きが薄れやすいとよく言われるがそんなことはない。しっかりとおもしろくなっている。
基本は前作と同じ。小さなお話の集合。
これだけのアイデアがこの本に詰まっていることを考えればお買い得なのかもしれないが、大人が買うにはちょっと恥ずかしいかもしれない。
ちょっと中途半端な気もするが、内容はそんなことはない。買って損することはない。
あんまり古本屋に出回りそうな本でも無いし(読み返してもおもしろい)新本で買わないと読みそこなうかもしれない。
前作よりも面白くなっている。だからこその星4つ。