グッバイガール [DVD]
この映画は日本では上演時の日本語吹き替えと字幕で損をしています。
是非英語板で是非見て欲しい。私の英語勉強用の映画だった。
ジムキャリーの「ライアーライアー」と同じくらい日本語で見てもわかりにくい映画かも知れない。
マーシャの「I miss you」のせりふにぐっとこない人は男では無いのではと思う。
グッバイガール [DVD]
ハデな演出もないけれど、こんなに楽しめる映画は他にない!とにかくエリオット(R・ドレイファス)とポーラ(M・メイスン)のテンポある会話がすばらしい。(10歳のルーシーのつっこみも。)もう25年も前の映画なのに古さを感じないし。
始めは何となく胡散臭いエリオットが段々セクシーに見えてくるってところがまたいい。ドレイファスのオスカーは納得です。
今まで50回以上見たけど、見るたびに心がほんわかあったまる映画です。
シーズンズ・オブ・マイ・ソウル(初回限定バリュー・プライス盤)
ほぼコンテンポラリー・ジャズばかり聴く私が、
純然たるポップスのアルバムを手にしたのは本当に久しぶりでした。
このシンガーを初めて知ったのは、某海外チャンネルのスポット枠で。
その時は本当にK.Carpenterの未発表作かと思いました。
アルバムを購入して全曲を聴き、
このシンガーに出会えたことをとても幸運に感じています。
カレンからの影響は、多くの人が認めるところですが、
私はBeth Ortonに通じる陰りも感じます。
UK出身女性シンガーの血統、霧がかかったようなテイスト。
この陰りと抑制されたスタイルが、実に心地いい。
飽くまでリラックスし、覚醒すら感じる曲も。
これでもか!と歌い上げるディーヴァには降参の私も、
飽きることなく安心して聴き続けられます。
70年代のフォーク・ミュージックや、やや懐古的に聴こえるアレンジは、
好みが分かれるところかもしれません。
でも、こうしたオーソドックスなスタイルって技量がよく分かるから、
自信がないと手を出せないと思います。
それからT-10などは、Cassandra Wilsonと鬼才Brandon Rossによる名曲、
Harvest Moonを連想させられて、思わずニンマリさせられます。ヤルな!って。
「癒し」ばやりの今日ですが、そんな凡百な言葉で表現できない魅力を、
Rumerの歌声から感じ取れるはずです。
グッバイガール
どの曲も彼女らしく、切なくも強気な女が描かれている。とくにラストの「吹雪」は淡々と歌う中に流れるような、また立ち止まって考えさせられるような濃厚な詞が魅力。叫ぶように歌う曲もあれば、この「吹雪」のように余韻が残る曲もあり、完成度の非常に高いアルバムであると思う。老若男女に拘わらず、一度ご視聴あれ。
グッバイガール(紙ジャケット仕様)
いろんな試行錯誤があって、
でもやっぱり変わらない彼女の味わいがあって。
いろんな試行錯誤の末にたどり着いた、
荒削りの姿が見えるような心地のするアルバム。
このアルバムのなかに漂うのは
「哀しい」と素直に言えない大人の女性たち。
「少女」の時代を過ぎて、
生きることの難しさにぶつかる女性たち。
だから、「グッバイガール」なのだろう、
と考える。
この作品からアレンジャーとして瀬尾さんが登場。
瀬尾さんにも
みゆきさんにも
良い意味で「荒削り」が見える気分。
だからこそ、
いつ聞いても新鮮さが消えない。
私はそのように感じている。