坂の上の雲 全8巻セット (新装版) (文春文庫)
21歳、大学生です。
この本を読み終わった時ほど、自分が日本人として生まれてきたことを誇りに思ったことはありませんでした。
グローバル化の時代だから、と言ってソトにばかり気持ちが行って自分の生まれた国についてあまりに無知であることを思い知り、足元を掬われた気分でした。
「明治」、武士道のあった最後の時代。この時代の人々の豪快さ、潔さ、必死さがひしひしと伝わってきます。
物事の価値観があやふやで、なんとなく落ち着かないような、迷走しているような現代ですが、
足りないのはこの作品のような、私達の「底」の部分を支えてくれるもののような気がします。
NHKスペシャルドラマ・ガイド 坂の上の雲 第2部 (教養・文化シリーズ)
NHKのドラマが3年連続なので、前作から1年たっての第2部のムックです。
相変わらず定価のわりにカラーページが多く(前半カラー、中盤モノクロ、後半カラーという構成)で、記事もメイキングの様子や、インタビューなども豊富です。とりわけ主要登場人物各人に割り当てられた全面カラー写真がとても綺麗なので、各俳優さんのファンにもお勧めです。
奥付後にまとまって出てくる名産品などの広告ページが少々気になりましたが、この定価とカラーページの分量から考えると、いたしかたがないかも…とも思います。
ファンとしては、12月が待ち遠しくて仕方ありません。あと1ヶ月程度ですが、このムックを眺めながら、放送を心待ちにしたいと思います。
アマルフィ~サラ・ブライトマン・ラヴ・ソングス~
たまたまテレビから流れる歌声を聴いて、こんな澄み切った歌声で謳っているのはだれ?から辿りついた1枚のCD.初めて知ったサラ・ブライトマンという名前。ここに収められている19曲はポピュラーなものばかりで親しみやすく、心が癒されます。タイム・トゥ・セイ・グッバイ、やタイタニックのマイハート・ウィル・ゴーオン、私を泣かせて下さい、アヴェマリアなどなど。
NHKスペシャルドラマ 坂の上の雲 第1部 DVD BOX
意外に友達の多くが観ていて、私自身も友達に薦められて観ました。
大河ドラマの裏番組的な位置づけと聞いていたのですが、正直、大河ドラマより遥かに面白いです。
キャスティングが素晴らしいです。
こんな日本があったのかという気持ちになります。
年末の続編が楽しみです。