放浪記DVD-BOX
見終わって3分後に涙があふれてきた。
ラストシーンの芙美子や菊田の台詞をはじめ、さまざまなシーンを思い返し、励まされ、たいへん元気をもらいました。
森光子自身がインタビューで語っているように、舞台は貧しさ一辺倒の空間で、観客は現代の繁栄を忘れて暗い舞台空間に浸されます。最後にやっと成功した芙美子を描く場面でも、日夏京子に言わせているように、ちっとも幸せではないんでしょう。
しかし、お金はないし、悩み事、心配事はちっとも解消されないが、誰に文句を言っても始まらない。誰に助けてもらおうなどと考えないで、生きていかなきゃならない。
けれどもそれは、生きていること自体に感謝、などという抽象的なきれい事を言って美化することではない。生まれてきたから生きていく、生きるために一所懸命仕事をする。それだけなのですが、そういう人間のありのままの姿を見たことで、納得し、感心し、大いに励まされ、元気づけられます。
DVDで繰り返し見る度にまた何か発見がありそうで、これからも楽しみです。
特典映像のNHKスペシャルの中で、出版記念会シーンの日夏京子役を奈良岡朋子や黒柳徹子バージョンで見ることが出来ますが、どうせならラストシーンでの奈良岡版や黒柳版も特典映像に入れてほしかった。
TBS 水曜劇場の時間ですよ
なつかしい曲ばかりでした。
特に知りたかった・聞きたかったのは、美空ひばりさんの曲「さくらの唄」です。
義母から、聞きたいと要望があり、検索をした結果、このCDアルバムに
あり、即、購入しました。知らない曲もありましたが、古きよき曲ばかり
です。SamZam
阿久悠を歌った100人~ざんげの値打ちもない~<女性歌謡曲編>
阿久悠氏の残した作品の内、「女性歌謡曲編」では、まさしく代表曲と言える10曲弱と実にレアな作品と思われる10曲強が収録してある珍しいアルバムでした。
生涯に5000曲ほど作詞し、日本レコード大賞受賞も数多く、昭和を代表する作詞家と言えるわけですが、ヒット曲の蔭には、残念ながらヒットせずに埋もれていったこれらの曲に再びスポットライトを当てたのはよい企画だと評価しています。
和田アキ子の「あの鐘を鳴らすのはあなた」、都 はるみの「北の宿から」、石川さゆりの「津軽海峡・冬景色」、八代亜紀の「舟唄」などは説明不要の昭和を代表する名歌謡曲でしょう。平成の世になって各人の関心が個別分散化するようになりましたが、「歌は世につれ、世は歌につれ」と言う言葉通り、時代の空気を表すようなこれらの歌謡曲が昭和には存在していました。高度成長の歩みとともに庶民の生活に歌謡曲は無くてはならない存在となりました。
阿久悠氏はそのような時代を切り開き、寵児として世の中を牽引し続けたわけです。
松坂慶子の「赤い靴はいてた淫らな娘」、伊東ゆかりの「深夜放送」、島倉千代子の「おんなの一生」、森 光子の「湯の町放浪記」、水前寺清子の「昭和放浪記」、ちあきなおみの「かなしみ模様」、美空ひばりの「花蕾」という実に珍しい音源も収録してありますで、その意味でもこのアルバムは価値あるものだと言えるでしょう。
私にとって、自宅にあったドーナツ盤のいしだあゆみの「渚にて」と再会できたわけで、とても懐かしい気持ちに包まれています。希代の作詞家・阿久悠氏が紡いだ作品だとは露知らずにここまで来たのですが。
リーフレットの最後には、この企画を生み出した制作者の思いが綴られています。当初は関わっておられた阿久氏もこの発売をまたずに鬼籍に入られたわけですが、このアルバムを天国でどのように聴かれているのでしょうか。
吉原花魁日記 光明に芽ぐむ日 (朝日文庫)
作者は女優の森光子さんとは違うみたいです。吉原の不当就労が日記風に書かれております今後女性が騙されて吉原で働かされない様にという強い思いが感じられましたが、検閲にチェックされた行が多すぎて読みにくいと感じました。現代もお金を集められる人が凄いという考えが多いので、不当な搾取が横行しているので歴史は繰り返されている。ブラック会社告白本の吉原版です。
ジェシカおばさんの事件簿【シーズン2 DVD-BOX】
実は、富田耕生が声をあてているタッパー保安官(トム・ボズリTom Bosley:パケージにはトム・ボズリーと記載あり)が出ている話が好きで、シーズン2も買い求めた次第。なので、個人的なおすすめは、2「悪党は岬に眠れ」、7「美女は湖底に沈む」、10「変な手紙がいっぱい」、14「気の毒なレストラン」、17「なんと遺体は別の人」あたり。
あとで分かったんですけど、19「テニスのスター天に昇る」にリンダ・ハミルトンが出てるんですね。
パッケージの裏見て気付いた。
20「仮面祭りの悪いやつ」のノイズと音飛びですね。オリジナルであるってことなので、どうしようもないんですけどちょっと残念。ということで、★マイナス1です。