キャン・ユー・スティル・フィール?
元ジェリーフィッシュという取り上げられ方は彼も本意ではなかったと思うが、この作品で、ついにその呪縛から放たれた様に感じた。
前作「詠み人知らず」では、宅録オタクっぽい雰囲気を自ら引き受けていた感じがした。それはそれでトッド・ラングレンあたりの正当な継承者としての期待を抱かせるもので、出来は良かった。が、どこかマイナーな雰囲気も同時に漂わせる部分があった。
この2作目では、プロデュースも外部に任せ、自らは良い曲を書き、演奏することに専念したことで、より普遍的な彼の魅力が前面に出たように思う。もうここに、「元~」の肩書きは要らない。
前作のアルバムタイトルと同じ名前のtrk2での名刺代わりのフックに富んだメロディと捻ったアレンジから始まり、徹頭徹尾、非常に!分かりやすく聴きやすい作品となっている。
オール・クワイエット・オン・ザ・ノイズ・フロア
前作が微妙だっただけに期待はあまりせず聴いてみました
しかし今回は完全にやられた
聴けば聴くほど良くなっていきますよ
一曲目のPRINCESSAはやっとこのアルバムでちゃんと聴けるし、THE LIE IN MEは最高傑作のバラード
アルバム自体は1stと並ぶかそれ以下かな
I’m OK...You’re OK
幅広い音楽フィールドを持つジェイソンらしく、
様々な企画バンドや楽曲提供的な仕事をしつつも、
暖めていたであろう本作。
このアルバムでも、彼のソングライターとしてのアイディア
の豊富さや、安定感のあるメロディセンスは十分健在ですが、
そこは言わば「プロダクトデザイナー」的なテクニックとして成就した
感あり。
過去の作品に縛り付ける気は毛頭ないものの、
結局1stアルバムの5曲目〜9曲目の珠玉の時間に心は向いてしまいます。
あらゆる意味で”巧い”ポップミュージックですが、ここにはもう
情景豊かで涙腺を刺激するような名曲はありませんでした。
Fountains Of Wayneの歌心にBECK的遊び心、この手のコピーが
しっくりくるような佳作です。
プロフェッショナルJSP〈下〉上級編 (Wroxシリーズ)
ただし、日本の出版社が、順番をばらばらにして2分冊にしてしまったので、
ダウンロードしたソースがどれにあたるのかわからず、とても不便です。
無理やり基本編と上級編にわけたからでしょうが、よけいなことをしてくれたものです。