カロ・ミオ・ベン~イタリア古典歌曲集
スミ・ジョーは知人から教えられて知っていたが、先ごろテレビでその素晴らしい歌声を聴き、すぐにこのCDを注文した。イタリア古典歌曲に始まり、声楽学習者がよく習うような曲が収められている。何度聴いても飽きない名盤である。彼女はコロラトウーラ・ソプラノというだけあって音域に無理がなく、決して絶叫したり、押したりしない歌い方である。もともと美声なのかもしれないが、その発声法は完璧で、高音も低音もまったく違和感を感じさせず美しい。これこそベルカントのお手本だろう。声楽修業者は女性はもちろん、男性も勉強になること請合いである。われわれはイタリア人とは骨格が違うから・・・というような劣等感は、彼女が韓国人であることで吹き飛んでしまうだろう。
la callas... toujours / PARIS 1958 [DVD]
動く映像でマリア・カラスが見ることができるなんて、すごいことだと思う。彼女の現役時代を知らなくても映像がそれを残してくれるから。
特にトスカの第二幕はすごい!!ラスト近く、「トスカ、とうとうわしの物だ」 「これがトスカのキスよ!」のくだりは目が釘付けになる。それだけでなく、苦しみのた打ち回るゴッビのスカルピアやトスカの「死ね!死ね!」の声も本当に大迫力。古い映像ではあるけれど、全然そんな事問題にならない。カラスファンならずともぜひ見て欲しい。彼女の歌っているところを記録した映像は本当に少ないことが何よりも惜しい。もし、カラスが後20年遅く生まれていたら、もっと多くの作品が映像で残っただろうと思う。
ベッリーニ オペラアリア名曲集 ソプラノ 改訂版 フランコマウリッリ編 (ヴァリエーション・カデンツ付き)
Belliniのオペラアリア集です。
Belliniをやっていく方ならば、一つ一つのスコアを買うよりもこちらが断然便利です。
曲によっては、バリエーションとカデンツも記載されています。
収録曲は下記となります。
Dopo l'oscuro nembo (暗雲の後に)
Lo sognai ferito esangue (傷つき、血まみれの彼を夢見た)
Col sorriso d'innocenza (無邪気なほほえみと)
Miei fidi amici (私の信頼する友達よ)
Sventurato il cor che fida (愛のほほえみを信頼する心は)
Ciel pietoso (慈悲深い天よ)
Amo, e amata io sono (私は愛し、愛された)
Oh! quante volte, oh! quante (ああ、幾度か)
Morte io non temo (私は死を恐れたりしない)
Ah! non credea mirarti (ああ、信じられない)
Casta Diva (清き女神よ)
Ah! se un'urna e a me concessa (もしも私に墓があるとしたら)
Qui la voce sua soave (あなたの優しい声が)
Son Vergin vezzosa (私は美しい乙女)
ただ、この楽譜は他の楽譜と比べても微妙に大きいので、
☆を4つにしました。
100曲クラシック=ベストが10枚3000円=
\3000でこの収録時間・収録曲目は、かなりお買い得感有り!!
自分はクラシック初心者ですが、多くの曲数を少しづつ聞くより、1つの作品をきちんと聴きたいと思っていたので、このCDを見つけた時は即買いでした!
1つだけ改良したら良いと思った点があります
CDの個別ケースが不織布とビニールで出来ている所までは良いのですが、
それぞれのケースの蓋部分に糊付けがされていて、CDの出し入れがしづらいι
糊付け無しで良かった気がします
自分は家で聴くので、そう思いましたが、持ち歩く人には便利かもです
この事を含めたとしても、本当に買って良かったと思います
アダージェット ~マイ・ベスト・クラシカル・メロディーズ~
驚いた。本当に高嶋ちさ子?
流れてくるのは、タレント高嶋ちさ子のイメージから遠く離れた、本物の「アーティスト」の音楽だと思う。
マーラーのアダージェットなんて、こんなに魅力的なヴァイオリン曲に変身するなんて!
冷やかし気分だったのに、マジ感動してしまいました。
そのうえ、リスナー目線(耳線?)のツボも忘れることがない、ギリギリのストライクゾーン狙い。
う〜ん、私の未熟な言葉じゃどうにも伝えられない。
恐れ入りました。
高嶋ちさ子を甘く見てました。
「とにかく騙されたと思って聴いてみて!」と、知人から勧められたのですが、
本当にその言葉どおりでした。
一気に最後まで聴いてしまう、オススメのアルバムです。