ベスト・オブ・ベスト フルート名曲集[全70曲]
パトリック・ガロワ の
ベスト・オブ・ベスト フルート名曲選
の
4枚目を聴いた。
最初は期待をしてい無かったが
というのも
コンピレーション物だし
非常に安いので…
しかし
この
限りない
穏かな
大人な雰囲気の
凪に
平和に
一気に
最初の思いは吹き飛んだ。
初めて
フルートの魅力を知ったという感じだ。
フルートが活躍する音楽は
今まで
バッハの
フルート協奏曲や
無伴奏曲や
テレマンの
無伴奏幻想曲?や
モーツァルトの
フルートとハープの為の・・・
くらいしか 知らなかったからだ。
つまり
この
パトリック・ガロワ の
ベスト・オブ・ベスト フルート名曲選
は
本来
フルートの曲でない物まで
フルート用にアレンジして
リズムも 穏かにしてある
が
それが かえって
フルートの魅力を存分に伝える
最大の効果を生んでいることが
如実に
実感できる素晴らしいCDだ。
まだ4枚目しか聴いていないが
非常に残りも楽しみだ。
フルートの無伴奏ものではなく
室内楽のサポートも
非常に
落着いておりながらも
すごくマッチした いい演奏をしている。
ジャン・ピエール・ランパルに
師事したことが あり
バーンスタインとも仕事をしていることからも
このパトリック・ガロワさんの演奏は
安心して聴くことが出来るフルートです!
ああ
ありがとう
ありがとう
このCDに出会えたことに
純粋に
感謝いたします。
そして
このCDが
私に呼び戻してくださった
穏かな感情
平和的な感情
落ち着き
静けさ
温かさ
…
…
を
日々の生活で
発揮するように
努めます。
どうか
これからも
今まで通りに
私を 導いてくださいませ。
ああ
ありがとうございます
ありがとう御座います。
アダージョ100%
全体の曲目を眺めますと、イタリア出身の作曲家とバロック時代の曲目から選曲されているのが多いのと、オーボエ協奏曲から取ったものが多いのに気がつきました。少し物悲しいオーボエの音色とアダージョのイメージが合うのでしょうか。アルビノーニやマルチェルロの曲は有名ですから、映画音楽などにも使われています。
ハチャトゥリアン作曲の「スパルタカスとフリージアのアダージョ」は良い曲で気に入りました。幻想的で優雅な曲ですし、ジェームズ・ゴールウェイの奏でるフルートの音色の美しいこと。このアルバムの愁眉の曲でしょう。
バーバーの「弦楽のためのアダージョ」の緊張感溢れる荘厳な調べはまた格別で、サミュエル・バーバー畢竟の名曲です。マーラーの「交響曲第5番~アダージェット」もヴィスコンティ監督作品「ベニスに死す」に用いられてから特に愛されるようになりました。官能的な響きは、他の曲にない趣を感じます。
「アダージョ」に収録されている曲を一通り聴きますと、心が安らぎました。
忙しい現代人にとってこのような「アダージョ」の語源の「くつろいで」という時間が必要なのでしょうね。