やっぱり英語をしゃべりたい!―英語負け組からの華麗なる脱出法 (ちくま文庫)
英会話の壁にぶち当たり、英語学習法なる本を模索していた所、御茶ノ水の書店で本書を手にしました。
一緒に何冊か同様のものを購入したのですが、最初に本書を読んで、他を読む必要がなくなりました。著者は、帰国子女でもなく、留学経験があるわけでもありません。英語だけに関して言えば、ごく普通の日本人と同じだと思います。スタート地点が同じなので、何が足りなく、何をすべきかがわかりました。内容も飾りなく赤裸々で、共感するところが多々あると思います。スィートスポットで中尊寺さんのことは存じていたのですが、英語コーナーで見かけるとは思いもしませんでした。他にはない良書だけに非常に悔やまれる思いがしました。
やっぱり英語をしゃべりたい!―英語負け組からの華麗なる脱出法
英語ができない、ということを、何となく「しょうがないな・・・」などとぼんやり思っていた自分にとって、この本は、思いっきり頭を叩かれたような衝撃でした。要は、自分の努力が足りなかった、というだけのことだった、ということを、イヤと言うほど思い知らされました。
中尊寺さんのことは、何となく、外国かぶれの女性かな・・、などと思っていたのですが、彼女がどれほど深く自分のこと、そして日本や日本人のことを考えて真剣に生きてきたのか、この本を読んで初めて知りました。
これから、まだまだ世界で活躍できるはずだったのに、早すぎる他界が本当に惜しまれます。ご冥福をお祈りいたします。
ハマのメリーJさん【完全版】 中尊寺ゆつこファンキー名作徹底解剖 (P-Vine Books)
ゆつこさんの新刊!!!
どれだけ待ったことか・・・・・・・!!!!!!!
メリーさん遭遇者の私にとってメリーJさんは超リアル。
連載当時の担当者の方とゆつこさんのメールのやり取りなど、ドキュメンタリー要素もあるので中尊寺ゆつこファンには更なるバイブルになること間違いなしです!
小林さん、ありがとうございます!!!!!
アフリカンネイバーズ
著者の中尊寺ゆつこは、言わずと知れた元祖「オヤジギャル」。流行語大賞を受賞し、新聞の一面に時事風刺の連載を持ったりと、サブカルと社会派(?)の間を上手く泳いでた印象のある人です。ちょっと前まではNYに住み、ヒップホップカルチャーにかぶれてたかと思いきや、どうやらもうアメリカには飽きたらしい。
というか、欧米のセレブよろしく、アフリカで遊ぶという自称「大人の遊び」を覚えてしまったようです。
旅行といえばアジアンリゾートやハワイ、エステや買い物に興ずるニッポンギャルズをバカにし切った発言も随所にちらほら。そんな発言は否定しないけど自分の基準の押し付けとも受け取れ、正直不快感ありです。しかしそれ以上に、アフリカってこんなに楽しいところで私はこんなにはまっちゃったのよー、とアピールしたがってる印象がとても強い。本人としては「アフリカの魅力を伝えたい」との意図で本を書いたわけではなく、自分が楽しいから「楽しいのよアフリカ!」と純粋に言いたいのです、きっと。
そして愛する地域の現状や問題点を多少なりとも浮き彫りにし、地球の裏側にある東洋の国で、自分なりの可能な方法で提起したいという表れだろうと思われます。
新ニューヨークネイバーズ―セレブに会えるアメリカ・ガイド
中尊寺ゆつこの最後の作品となってしまいました。
本当にNYを愛していたゆつこさん。
急逝してしまったのが、とても残念です。
さて、この作品は雑誌に連載されていました。
私は、連載されている時から面白くて読んでいました。(NYにはもちろん行ったことは無いし、行く予定もない)
連載されていた部分のマンガはカラーのため、お値段が高くなっていますが、買う価値はあります。
中尊寺さんのマンガはシンプルで強烈なインパクトがあるので、軽い気持ちで読めるのが魅力!
セレブとの交友関係(坂本教授からデヴォン青木&パパ青木まで)も面白い!
最後にはアトランタで日本文化を紹介する、英語でのプレゼンの話もあり、「オヤジ、オヤジギャル」を説明したそうです(笑)
ゆつこ流の観察眼、一見の価値ありですよ。