天使はブルースを歌う―横浜アウトサイド・ストーリー
ゴールデン・カップスとの出会いを通じて見えてくる60〜70年代のGSに沸いていた横浜と、そこに集う人々の姿。そして作者はメンバーの一人であるエディ藩との交流から、横浜という街が負った悲しい歴史を知る事になる・・・。
GS好きの人よりは横浜という街に興味や思い入れのある人にお勧めです。
鮫島有美子「ディスカヴァー2000」(1) 夜明けのうた~私の青春のうた
こうしたポピュラーの名曲を、オリジナル歌手でなく、くせのない、
澄んだ美しい声で聴いてみたいという人に好適。聴き終えてゆったり
とした満ち足りた気分になれること受けあい。いずれの曲も気持ち
よく耳にひびいてくるが、なかでも、このアルバムの白眉となるのは、
「あなた」。テンポのゆれ、間のとりかた、クライマックスでのもり
あげ方といい絶妙。オリジナル歌手の歌唱では気づかなかった魅力に
あふれている。
ただし、難をいえば、「時には母のない子のように」、「恋人よ」は
声域が低く、鮫島さんの声質には合っていないように思われた。
東京フラワー
4曲ともとてもいい曲です。
Mi-Ke(メインボーカルは一曲だけでしたが)、Love&Jealousと、時代を経るにつれ、歌にますます磨きがかかっていますね。
人を幸せな気分にしてくれるアルバム。お薦めです。
赤ひげ [Blu-ray]
山本 周五郎自身が「原作よりいい」とまで発言した凄い映画である。
病気だけでなく人の心まで治す赤ひげ先生はとにかくかっこいい。
どこまでもついていきたくなるような師匠だ。
ただし映画の前半はちょっとどうかと思う部分もある。
抱きしめさせて腹刺させてしまう女のエピソードはちょっと強引だし
自分はまったく悪くないのにそれを自分のせいのように思う旦那の考え方も納得がいかないのだけれど・・・
これは時代の価値観の変化というものなのかもしれない・・・
が、そこからは怒涛のように泣けるエピソードが続く、
あまりにも素晴らしいのでこの先のエピソードはもったいないから書かないが
とにかく脚本、キャラクター、演技が素晴らしい!
手塚治虫のブラックジャックが赤ひげの影響を受けていることは間違いないと思うが
逆に言えばブラックジャック好きなら観て損はないはず。
写実的な感動を求める人には合わないかもしれないが
人の魂にふれたいならお薦め!
特に師弟というものに思い入れのある人なら人生最高の一本となりえる映画だ。