鮎原こずえに恋をしたおすすめ度
★★★★★
制作発表があったとき、小さい頃に「アタックNO.1」をアニメで見て、主人公の鮎原こずえに淡い恋心を抱いていたことを思い出した。それゆえ、実写化とキャスティングには不安があった。
いまどきスポ根・魔球ドラマなんか、まして実写ドラマなんてリアリティが感じられないだろう。それに鮎原こずえ役が上戸彩?嫌いではないが、イメージが違う気がする。バレーのアタッカー役としても、上背が足りないのではないか?
しかし第1回の放送をたまたま見て、いっぺんで引き込まれてしまった。懐かしい主題歌がリメイクされて流れるタイトルバックからして、予想外にかっこいい。しかしそれ以上に予想外だったのは、第3話以降の展開だった。
これは熱血スポ根ドラマではないことに気がついた。脇役・敵役が素晴らしく魅力的に描き込まれている。そう、それは私がスポーツ漫画の最高峰と認める「スラムダンク」に見られる手法であった。
特に三条の描かれ方、その心境の変化と人間としての成長が見事であった。ほかにも大友のけなげさ、ゴリ(真理)の苦悩など、何度も泣かされる場面があった。
ある掲示板では凄まじくけなされていたドラマだが、設定にリアリティがないだの、試合の場面が少ないだのと文句を言うのはたやすいこと。じゃあ実際にバレーの選手を集めてキャスティングしたところで、短期間で良い演技はできないし、華もないだろう。テレビドラマという制約を考えれば、目をつぶらなければならないこともある。
確かに最終回近くでいきなり魔球が出てきたり、短期間に怪我が治ってしまうという展開には苦笑ものだが、リアリティがないというだけですべてを否定する必要はない。むしろ人間ドラマとしては秀逸だったと思う。
惜しむらくは、このドラマが夜9時に放送されたことだ。もっと若い人向けに、8時台で良かったのではないかと思う。
それにしても、鮎原こずえ役の上戸彩は見事だった。懸念していたミスキャスト感をあっという間に払拭し、まっすぐでひたむきな鮎原を見事に演じきった。何十年の時を超えて、またしても鮎原こずえに恋心を抱いてしまった。
マジで感動しましたおすすめ度
★★★★★
私は40歳を超えますが、昔見たアニメ・実写版を思い出させるような迫力あるドラマだと思っています。
確かに原作どおりには行かなかったとは思いますが、それなりに「アタックNo.1」を表現してる立派なドラマだと思いますよ。
最終回のドラマは何度も繰り返し見ています。
常に人の感性は時代と共に変化します。
原作にとらわれない制作こそ、人の感動をとらえると思っています。
自信持って感動もんです!おすすめ度
★★★★★
私自身40才を既に過ぎてますが、昔見たアニメ・実写版を思い出す作品だと思いました。
原作そのもの通りにいってなくても、「アタックNo.1」としての感動はあったと思います。
最終回のドラマは毎晩のように見てます。
続編が楽しみです。
良い出来でした
おすすめ度 ★★★★★
わたくしめもついに買いましたよ
。とにかくこれは絶対買いだ!
こつこつお金を貯めてでも買う価値のある一品だと思います!
概要
熱血スポ根アニメのバイブル的作品である同名少女マンガの初の実写ドラマ化。富士見学院高校バレー部の2年生・鮎原こずえ(上戸彩)のもとに全日本高校選抜に選ばれたという知らせが入った。親友でチームのエースでもある早川みどり(酒井彩名)ではなく、こずえが選ばれたことに先輩たちからの風当たりも強くなるが、こずえは意気込んで選抜の合宿に参加することに。三位一体攻撃で名を馳せる八木沢三姉妹の長女・八木沢香(宮地真緒)や何かにつけて反抗的な三条美智留(遠野凪子)ら全国から集められた個性的なメンバーたちとともに、こずえは監督・猪野熊大吾(船越英一郎)による理不尽なまでの地獄の特訓に立ち向かうことになる。
『エースをねらえ』に引き続いて、同じくスポーツドラマに主演した上戸彩がヒロイン役を好演。そのこずえと猪野熊が繰り広げるバトルの数々は、ドラマのテンションとは別次元の域にある。船越英一郎が演じる猪野熊の鬼コーチぶりは、そのなりきりぶりが必見だ。(麻生結一)