腐臭の嗅覚おすすめ度
★★★★★
怪異譚をとにかく惹き寄せる才に恵まれた三人の素人(この本をもってプロとなるが)のアンソロジー。
ほぼ同時に購入した10人のプロ作家が結集した短編集と読み比べると、さすがに文章力という点では劣る。しかし情景を思い浮かべることが出来る、という必要条件は十分に備わっている。
怪異譚にはまだこれ程のバリエーションがあることを改めて思い知らされた。と言うより、『怪異譚の収集家はそれぞれ質が異なった怪異譚の臭いを嗅ぎ付ける』のだろう。「超-1」が生み出した作家達はまさしくこのタイプであろう。
人によって嗅ぎ付ける怪異の趣が違うのであれば、実話怪談好きの未来は明るい。
白眉は最後に掲載されている『残像』と思うが、実話怪談好きの数だけ、好みも異なるだろう。皆さんにも好みの話を見つけていただきたい。
細部まで妥協なし
おすすめ度 ★★★★★
これが発売されるのを心待ちにしていました
。従来の伝統を引き継ぎつつ、バランスがうまくとれてます。
ご参考になれば幸いです。大変お勧めですよ!!