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「生きづらさ」について (光文社新書 358)

萱野稔人
おすすめ度:★★★★★
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ジャンヌダルク
おすすめ度 ★★★★★

生きづらさ、気分を読んで読んでいじめを回避すること、貧困、ニート、誰にも存在を認められないこと、隣同士で突き落としあうこと、などなど、今ここでの問題がもっともよく捉えられていると思う。
読んで損は絶対なし。



発見
おすすめ度 ★★★★★

本書を読み、1700万人を突破してしまった非正規雇用者などのかかえる「生きづらさ」の理由がやっと理解できた。更に、左翼と右翼の違いは短くまとめるなら何なのかという素朴な疑問についても議論されている。雨宮さんは「右翼と左翼はどうちがう?」という本を以前に出版されていて読んだことがあるが、本書の方がなるほど!と分かりやすくて胸のつかえがやっととれた。対談形式だからかもしれないが分かりやすい言葉で議論がすすんでいった。特に菅野さんはいつもこの位噛み砕いた文章を書いて欲しい。インテリ左翼の方々の文は難解なものが多く、いいことを語られていても、読むのに途中で挫折することがしばしばある。本書は分かりやすくて伝わりやすい一冊なのが良かった。



現代の「生きづらさ」の要因を平易・明快に解説
おすすめ度 ★★★★☆

過去の対談ベースのため昨今の新書にありがちだが、いかんせん内容が薄い。だが時折はっとさせられる発言もある。
例えば何か少年の凶悪事件が起こると識者が訳知り顔に「現代人はコミュニケーション能力が落ちている」などとよく口にするが、実際は「KY」(空気が読めない)という言葉の流行に象徴されるように現代の子供たちは小さい頃から非常に高い技術の要求されるコミュニケーションの現場にさらされており、それは過去や他の西洋諸国と比しても異様な顕著さを示しているという。山本七平のいう日本人特有の「空気」教がますます先鋭化してきたということなのだろう。

社会の人材が流動化する時、自己の価値を分かりやすくプレゼンできるのは数値化・可視化できる年収や社会的地位であり、瞬時にしてその場の空気を察するコミュニケーション能力である。
自己とは他者との関係性のことである、というポストモダン以降の常識は社会の資本・人材の流動化によって思想的にのみならず物質的に完成をみたかのようである。
貧困かつKY(空気が読めない)な人間は他者から承認を得られるようなものを持たない上に、自己承認そのものが思想的・物質的に無価値のものとなった現代においては、リストカット、自暴自棄な凶行、ナショナリズムへの目覚めといったいびつな自己変容による慰藉へと向かいがちだというわけである。

本書の結論らしきものはこれから読まれる方のためにあえて伏せるが、こうした旧弊な出口を求める方法しか存在しないということに日本の未来に暗澹たる思いを抱いたのは確かである。



一人で「生きづらさ」を抱えている人たちへの熱きメッセージの書
おすすめ度 ★★★★★

 私がこんなにも生きづらいのは何でだろうか? 親に聞いても、先生に聞いても、上司に聞いても、お医者さんに聞いても、その答えは同じ。それはあなたに問題があるから、だ。しかし、本当にそうなのだろうか? そして私がこの問題を解決できなければ、最終的には死を選ぶしかないのだろうか? 本書が取り上げているのは、こうした「生きづらさ」の問題、特にいわゆるプレカリアート(不安定労働者)たちが抱えている、生きるか死ぬかという切羽詰まった状況をめぐる問題群である。
 著者(対話者)の一人、雨宮さんは自分自身の「生きづらさ」の問題を社会へと開いていくことで、つまりその原因を「アメリカと戦後民主主義」(右翼的立場)とか「社会のネオリベラリズム化」(左翼的立場)に求めることで、実存的に救われてきたという。大事なことは、実際に私たちの「生きづらさ」を生み出しているのは社会の側に原因があり、「生きづらさ」を押しつけることで恩恵に浴している(一部の)人々がいる、という自分なりの認識をもつことであり、「生きづらさ」の問題を自分一人で抱え込んで死んでいくことではない。
 本書は基本的に雨宮さんの生々しい言葉を、萱野さんが聞き役に回って整理しつつ展開する、「生きづらさ」を抱える人たちへの熱いメッセージの書ではないかと思う。そのメッセージの要点は、自分を傷つけるものでしかない自己責任論にうんざりしているのなら、思い切って社会へと自分を開いてみてはどうかという提案である。もちろん、これは労働運動に関われということではない(筆者たち自身、誰にでもそれを期待している訳ではない)。そうではなく、他者のうちへと自己を開くことによって、まずは自分を承認してあげること、こうしたことから始めてみてはどうかという、心優しくも力強いメッセージなのである。
 



自己責任では問題は解決しない
おすすめ度 ★★★☆☆

「生き地獄天国」などの作家である雨宮氏と哲学博士の萱野氏との対談集。
雨宮氏は自己の稀有な経験を基に現代の生きづらさについて語る一方で、その背景等を萱野氏が分かりやすく解説するような対談になっているため、読みやすかった。

読後は、現代の生きづらさの根底には貧困問題が存在し、その問題は自己責任論だけでは決して解決する事態ではないということが理解できた。このため、社会保障制度を抜本的に見直す必要があると思われるが、一方で手厚い保護はモラルハザードに繋がる面も否定できないため、自分の中で結論が出せないでいる状態にある。しかしながら、現代の社会から承認されない若者の気持ちが少し理解できただけでも読んで良かったと感じた。



出来は非常に良いです。
おすすめ度 ★★★★★

今回の発売がすごく嬉しいです 。このアレンジが秀逸の一品から感じたことは、素晴らしい才能の奥深さ、ということです。
買って良かったと思います。



かりん 動画

かりん



テイルズオブデスティニー かりん フルメタル・パニック?ふもっふ