ロマンスではなくロマンを描いた巨編おすすめ度
★★★★★
とかく性的魅力で孝謙女帝を支配したという噂もつきまとう怪僧・弓削道鏡。これはそうした下世話な要素は排した上で、政争の荒波の中で何かをなそうとした男と女のロマンを見つめた長編小説だ。けっしてでたらめに生きたわけではなく、強い意志をもって時代に果敢に挑戦し、そして敗れていった人々の人生が魅力的に描かれている。
上出来
おすすめ度 ★★★★★
背筋にゾゾゾという感覚が走りました
。他の方がコメントされているとおり、
感動やドキドキ感を手元に置いて、私同様に何時でも手に取って思い返して頂きたいと願います。