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ローリング・サンダー・レヴュー (通常盤)

ボブ・ディラン
おすすめ度:★★★★★
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真実を語る
おすすめ度 ★★★★★

ローリング・サンダーとはネイティヴ・アメリカンで「真実を語る」という意味。ブートレグ・シリーズ第5弾としてリリースされた本作は、74年頃に行われたディランのゲリラライブを録音したものですが、そのパフォーマンスの力強さには圧倒されます。30代半ば、最もエネルギーに溢れていたディランの姿が音を通して進撃に伝わってきます。このライブをリアルタイムで体験できなかったことはどんなに悔やんでも悔やみきれません。
『ロイヤルアルバート・ホール』を理解できなかった人は是非この作品でもう一度ディランを好きになってみて下さい。真実のディランがそこにいます。



すごすぎる
おすすめ度 ★★★★★

すごすぎる。あまりにすごすぎて、3曲目以降に進めない。1曲目の「今宵はきみと」と2曲目の「悲しきベイブ」に圧倒されてそのあとが聴けないのだ。

「今宵はきみと」は、あの『ナッシュヴィル・スカイライン』とほんとに同じ曲かと思うくらい思い切ったアレンジで、『ハードレイン』の「いつもの朝に」のすさまじさを思い出してしまった。かつて、プレイボーイ風の猫なで声で「いいじゃん、今夜は一緒にいようよー」とうたっていたのが、ここでは無頼派パンク野郎が「おまえはすべてを捨てて、今夜おれと一緒にすごすんだー」と叫んでいるようだ。疾走感がたまらなくいい。
「悲しきベイブ」はなんといっても、エンディングの(ミック・ロンソンの?)ギターに続いて、ディランがハーモニカを吹きまくるところ。その瞬間、鳥肌が立って歓喜の涙が溢れてしまう。この同じテイクが前に出た『LIVE! 1961-2000』にも入っていたんだけど、ミキシングがまるで違っていて、そのときは何ともなかったんだよね。ミキシング恐るべしともいえるわけだけど、そんなことはともかく、これは映画「アポロ13」でオデッセイが大気圏に入ってくるところ、トム・ハンクスの「 ハロー、ヒューストン。ディス・イズ・オデッセイ」という言葉が聞こえてきたときと同じくらい、何度聴いても感動する。
3曲目以降はいずれ落ち着いて聴こうと思ってるんだけど、いつになるやら。
いつも思うことだけど、ディランって、すごい。すごすぎる。



現在のところ、ディラン最高のライヴ盤
おすすめ度 ★★★★★

第二期ローリング・サンダー・レビューの模様を集めた『激しい雨』は、名盤ながら、アレンジがロックンロール一辺倒であるうえに、強引に一枚にまとめられたものでした。それは、現在では、第二期に入って、ゲリラ的ドサ回り、アメリカの再発見という理念が形骸化し、レビューが大会場中心になり、ディランの情熱も薄れた結果だとされています。

それに対して、第一期の模様を二枚に収めたこの『ローリング・サンダー・レビュー』は、すばらしいの一語に尽きます。アコースティックの名曲CD1-2、3、4、2-5のロック・アレンジはすばらしいとはいえ、『激しい雨』の奏法と変わりません。でも、ロック色の強い『激しい雨』よりも、このライヴ盤からは、建国二百年にあたって、ロックの多様な起源であるアメリカ移民のルーツ・ミュージックを再発見しようとする姿勢が伝わってきます。たとえば、1-7、8、2-1、2、3の弾き語り+ハーモニカ、1-9、11のジョーン・バエズとのデュエット、2-4のスコットランドのトラッド・フォーク、1-5、6、10、2-6のヴァイオリンに加えて、パーカッション、ラップ・スティールも入れることのあるバンド演奏など。ラスト2-10、11の盛り上がりは最高です。

でも、このライヴ盤を本当の意味でライヴ盤にしているのは、ゲリラ的ドサ回り特有のMCの数々です。CD2-6では、「プロテスト・ソングを歌ってくれ」というリクエストを「OK、これはきみのための歌だよ」とかわすかと思うと、10では、「女の如く?わかった。これから歌うよ」とリクエストに応えます。7では、「政治に関心のある人はルービンを刑務所から出して自由の身にするのを手伝ってほしい」。11の最後は、「あと数日このあたりにいるよ。もしかしたら明日の夜も会うかもしれないね」。日本盤ライナー・ノーツは、曲の原詞をつけてはいないものの、でも曲解説でこれらのMCを活字におこしてくれています。


買うしかない!
おすすめ度 ★★★★★

届いてからずっと気に入っています 。従来の伝統を引き継ぎつつ、バランスがうまくとれてます。
こつこつお金を貯めてでも買う価値のある一品だと思います!


概要
ボブ・ディランは長く紆余曲折に満ちたキャリアを送ってきた。そのなかの数多くの奇妙な出来事のひとつに、彼が首謀者として引っ張ったローリング・サンダー・レビュー・ツアーのかなりおざなりなレコーディング作品があった。だが、その欠点が本作のリリースによって修正されることになった。2枚組の本作の前にも、このごった煮的なツアーの様子は稀少な映像作品であるディランが監督した映画『レナルド&クララ』や、断片的で単調な1976年のライヴ盤『Hard Rain』に記録されていた。

そうした以前の作品とは対照的に、本作は75年11月と12月に行われた4回の公演から選りすぐり、ディランのとどろく雷鳴のごときパフォーマンスのスケール感と細やかさをしっかりとらえている。『Nashville Skyline』収録の以前はカントリー調だった「Tonight I'll Be Staying Here with You」は、本作ではうって変わっている。また、「It Ain't Me Babe」を明るく彩っているのは多楽器奏者デビッド・マンスフィールドと、この急ごしらえの愉快な寄せ集めバンドの推進役でありデヴィッド・ボウイのバンドの元ギタリストだったミック・ロンソンである。

そして、騒々しいフルバンド編成での古いナンバー(「The Lonesome Death of Hattie Carroll」)や新しいナンバー(76年初めになって発表された『Desire』収録の「Hurricane」を含む5曲)の演奏のあいだに、アコースティック・ソロが組みこまれている。ツアーに多くのバンドのメンバーやゲストが参加するなか、ジョーン・バエズは特筆に価するめずらしい「Mama, You Been On My Mind」やトラディショナルソングの「The Water is Wide」など4曲に参加し、ディランとスポットライトをわけあっている。けれども、どんなに多彩なゲストが登場しようとも本作はディランのショーであり、70年代のディランがどのようにして自身の60年代の絶頂期に区切りをつけたのかを示している。(Steven Stolder ,Amazon.com)

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