コメデー系４編＋母子相姦なシリアス系中編４話＋問題作１編の19冊目。おすすめ度
★★★★☆
★４の下無理矢理。
著者の19冊目(成コミ18冊目)。
モテない近所のお兄ちゃんに少女がバレンタインのプレゼントなラブコメ『ちょこらぶ』。
女装趣味な弟と姉のエロコメ『弟は乙女系』。
オヤジギャルな『美亜』と普通ギャルな『芳乃』という女生徒２名の百合な温泉旅行でフタナリ女将にいたされちゃうお話『卒業旅行に行こう!!』およびその続編『飲み会に行こう!!』では大学の新歓コンパでバカやった挙げ句百合る。
バツイチな母と息子(15歳くらいの可愛い系)によるエロドラマ『EYES ON ME』は後日談含む４話構成で、背徳感とコスプレ感覚が良ながら、心情描写を活かしきれないドラマ展開がイマイチ。
総統閣下直属の慰安部への入隊命令がくだされた女の子は、カレシの元へと逃亡し愛し合うが、恋人も四肢も失いカレとの愛の想い出を孕んだポテ腹のままに調教耐える肉人形と化し…。残酷すぎるラストが光る非道系問題作『総統の晩餐』は、雑誌掲載時は『陛下の晩餐』で、趣味の問題でしょうが個人的になら殿堂。
初期の頃はメイドものや業界ものといった当時の流行ものを主に描いていた著者ですが、鬼畜系とコメディーを半々くらいに描き分けるのが特徴。
まあ、コメディーはすっとぼけてて面白く、鬼畜は展開ハードだったりもするのですが、キャラの心情をエロに反映させるのがあまり上手じゃなくて、作画の魅力のわりには感動はもう一歩な作家様。
ただし、ここ数年前から幻想系や無声劇などにも意欲的に挑戦するようになって幅も広がり、なかなか雰囲気のあるドラマもポツポツ出てきました。
今回は巻頭からの４編がコメディー系ですが、まだドラマ展開はもう一歩ながら雰囲気は良。『ちょこらぶ』はイイカンジです。
８月から消しが最悪に近い松文館の現状により結合部は残念無念レベル。
ラスト１編の素晴らしさに無理矢理★４ですが、この問題作に価値を見いだせない方なら買い控えが吉。
出来は非常に良いです。
おすすめ度 ★★★★★
まさに夢のコラボです
。これを知らずして新しい時代のエンターテイメントは語れません。
ご参考になれば幸いです。大変お勧めですよ！！
