そこそこ楽しめたおすすめ度
★★★☆☆
監督はまだまだ若い新人のイーライ・ロス。
学生生活最後の夏休みを楽しむため、森のキャビンでパーティーを
始める男女5人。しかしそんな楽しい時間も、血だらけの男が突然
乱入したことで一変。血だらけの男は謎の細菌に蝕まれていた!
イーライ・ロスという監督、70~80年代のホラー映画を目指し
たと特典映像で語っていたが「なるほど」と思わず納得。
全編を通して観てみると、傑作ホラー映画の影がこの映画の中に潜
んでます。「死霊のはらわた」風の舞台設定、犬に襲われる時の地
を這うカメラ、「ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド」を思わせ
る、いきなり射殺、複数の死体を燃やすなど観たことあるようなシ
ーンが・・・。これから暗い未来を予感させるラストシーンは、
バート・I・ゴードン
監督作「巨大生物の島」を連想させます。
色々つなぎ合わせた感はありますが、私的にはそこそこ楽しめまし
た。ただもうすこしゴア描写見せてほしかった。結構リアルだった
だけに。
ホラー映画好きな方なら観ておいても損はないと思います。
凄いの一言
おすすめ度 ★★★★★
とても面白いじゃないですか
。このアレンジが秀逸の一品から感じたことは、素晴らしい才能の奥深さ、ということです。
感動やドキドキ感を手元に置いて、私同様に何時でも手に取って思い返して頂きたいと願います。
概要
夏休みに森の中のキャビンを借りて、セックスにドラッグに酒と、欲望のままに楽しむ若者5人。そんな彼らがたった24時間で人間を死に至らしめる人喰いバクテリアに犯されてしまう恐怖を描く。『13日の金曜日』に代表されるおバカな若者は死ぬというホラー映画の定石を踏まえ、そこに『遊星からの物体X』のような仲間同士で誰が感染者なのかと疑って区別しだす怖さ、『悪魔のいけにえ』に出てきそうな頭のネジがゆるんだ村人たちに襲われる恐怖、そして『クジョー』を思い起こさせる猛犬に狙われて逃げなければならないという、ホラー映画のおいしいところがてんこ盛り。しかもこれを150万ドルの低予算で撮りあげたというからたいしたもの。ホラー映画ファンなら思わずニンマリしたくなることうけあいだし、是非観ていただきたい1本だ。(横森文)