独特の作品世界を堪能しつつ、ハッピーエンドが妙に嬉しく思える作品です。おすすめ度
★★★★★
劇場版の『うる星やつら』の中で唯一、他県で開催された前宣伝のイベントにも参加し、劇場まで見に行った作品だけに、思い入れもより深く、DVD発売が待ち遠しく思われました。
公開当時、原作やTVシリーズに詳しい知人が「(『うる星やつら』という作品は)一言で言えば、鬼ごっこに始まって鬼ごっこに終わる話」だと教えてくれましたが、それで言うならば、この完結篇は「最後の鬼ごっこ」に相当するもの。けれど、予備知識を殆ど持たない私にも心から楽しめて、エンディング・タイトルを見ながら「面白かったなぁ……」と、しみじみ満足感を覚えることが出来たのは、矢張り、作品そのものの完成度が極めて高いものであった証拠ではないかと思われます。無論、多彩な登場人物たちの詳しい人間関係や、細かな設定の知識を持ってから見れば、更に味わい深く楽しめるだろうと思います。声の出演陣もベテラン揃いの錚々たる顔ぶれで、途中で変に現実に引き戻される不安もなく、安心して作品世界に浸り込むことの出来る贅沢さも、また魅力です。
麻田華子さんの歌う主題歌「好き・嫌い」も、イベント会場で聞いた時から非常に気に入っている曲です。久し振りに聞いて、ちょっと涙ぐんでしまいました。
所で、作品中で最も印象に残ったものはと言えば、実は、幼いルパちゃんとカルラちゃんの可愛らしさ――これに尽きます。成長後の二人と同じ声優さんが演じておられるにも関わらず(このシリーズでは、それが普通だったのだそうですが)、何の違和感もないばかりか、その可愛いこと巧いこと! 劇場公開時には、子豚を連れたルパちゃんが「あ、ひいおじいちゃん!」と一言発するなり、客席から「かわいい〜っ!!」という感嘆の声が上がったのを今も覚えています。これは、特筆しておきたいと思います。
細部まで妥協なし
おすすめ度 ★★★★★
とても面白いじゃないですか
。これだけは手に入れようと思い購入を決めました。
感動やドキドキ感を手元に置いて、私同様に何時でも手に取って思い返して頂きたいと願います。