読みやすい文章(翻訳もよかったのでしょう)に引き込まれ一日で読み終わってしまいました。映画「サウンド・オブ・ミュージック」が決して誇張されたものでなく、善きキリスト教徒マリアの本質を描いたものだったことがよくわかります。時代が時代だけに苦労の連続だったでしょうが、弱音を吐かず、努力を惜しまず、前向きに生きるトラップ一家から少し勇気をいただきました。
実話だったなんて!おすすめ度
★★★★★
あの名作「サウンドオブミュージック」の魅力的なマリア先生が
実在した人だったなんて!
映画の中の、修道院内での困ったチャンぶりの描き方が大げさな話ではなく
実話に近かったのが、なんだかとても嬉しく思えました。
大好きな映画が、より立体的に感じられるようになった気がします。
映画の方では音楽的なことが強調されていましたが、
(ミュージカル映画だから当然ですけど)
本の方では宗教的なことが、つよく印象に残りました。
マリア先生はもと修練女ですものね。
余談ですが、映画「サウンドオブミュージック」に実際のマリアが
出演(というほどでもないですけど)していることが、
DVDの音声解説を聞くとわかりますよー(^^)
真実のサウンド・オブ・ミュージックおすすめ度
★★★★★
あの映画が実際の話をもとにしているときいて探しました。絶対作り物だと思ってたシーンも本当でびっくり。
映画とは違った魅力がありました。映画のほうが躍動感はありましたが、こちらも波乱万丈という感じです。
ほんもののトラップ大佐が思ったより素敵だなあと思いました。
映画版が気に入った人ならおすすめ度
★★★★★
「わたしたちがある行動を起こすのを神が望んでいらっしゃるとしたら、それにともなう障害を乗り越える手伝いをしてくださるはずだ。いつもそうなのだから、わたしたちは、神を信頼してついていけばいい。」(P245)というマリアの言葉のとおり、無邪気とも思えるほど「あとのことは神様が必ずよくしてくださる」と信じて進んでいく一家。といってもあのマリアですから、周囲に笑いを巻き起こさないわけがないのです。
また、ヨーロッパのカトリックの人々の生活が生き生きと(そして愉快に)語られているのも、おもしろいところです。キリスト教入門としても好著(教理ではなく「キリスト教徒って結局どうよ?」がわかる本です)。
すばらしい
おすすめ度 ★★★★★
大変良く出来ています
。これは買わねばならないでしょう!
ホント満点を付けても良い出来です。