ブレーメンよ永遠におすすめ度
★★★★★
「今時SF?古いし流行らないよ」
と鼻で笑った昨日の私をバックドロップで殺したい。
夢中で繰り返し読んだブレーメンシリーズ最終巻。
個々のエピソードの着想一人々(一匹)の圧倒的存在感にSFへの偏見が吹っ飛びました。
今もキラ船長や仲間達と宇宙を旅してる気がします。
それだけにたった五巻で終わらせるのは惜しすぎる。
特に皆さん言ってる様にポー君のブレーメン人権問題は、
作品の骨なのでもっと深く長く掘り下げるべきでした。
「ブレーメン」の持つ無限の可能性とアイデアは五巻では短すぎる。
出版社の都合で急ぎ足で終わらせたのかと悲しいです。是非続きが読みたい。
川原さんの作品全てに共通する点は
「空気のように自然に入り込んできていつの間にか不可欠になってしまう」事です。
どんな漫画でもその作品の世界観と癖に読者は合わせるため苦労する。でも川原さんの作品に準備運動はいらない。いつでもどこでも読者に優しい。穏やかで温かい決して強要せず傷つけず読後はほんわかと幸せな気分になる、けれど気付くと小さな哲学が生まれている。川原信者が多いのも頷けます。
中性的でサバけたキラ船長におっちょこちょいだけど頼れるナッシュ社長、
爆笑リトルグレイ。そして何より愛おしい我等が友ブレーメンズ。
「寂しかったのだ。人は皆寂しかったのだ。それ故にヒトはブレーメンを作った」
私はこの言葉を忘れる事ができません。
この言葉が作品のすべてであり、彼らと別れるのはあまりに寂しいから。
楽しみにしてたけど・・・おすすめ度
★★★☆☆
かれこれ20年前から川原さんが好きで、出版されている本はほとんど全て持っています。ブレーメンⅡの5巻、何軒か書店をまわったけどなくて、ようやくゲットしました。わくわくして続きを・・・と思ったけど・・・。なんだかなあ。とりあえず他のエピソードもうまく集約されて大団円を迎えた・・・のかな?!出版社の都合で打ち切りだったのかなとでも勘繰りたくなります(^^;)もっともっと続いても良かったと思います。ファンとしては。
祝・〈星雲賞〉受賞!おすすめ度
★★★★☆
~郷土の星・カーラ教授版〈STARTREK〉の完結巻。〈プータオ〉誌での連載開始当初、「少女誌の読者層に合わせてどーぶつでお気楽スタトレっすか?」くらいに思っていたらとんでもなかった。表現はほのぼの、でも内容はしっかり王道SF。例によって難解っぽいネームに眩惑されがちだが、各エピソードのアイディアそのものは特に斬新というわけではない。人体改造ネタ~~や〈歩く木〉ドリアードのネーミング、「タイガー タイガー」の章題、空から胞子が降ってきて……という話など、ある程度のSFファンならニヤニヤしながら読めるはず。ラストはお約束の「めでたしめでたし」、きれいにまとまり読後感もさわやかで、特に不満はないものの、欲を言えば、最後のエピソードはもう少し描きこんでほしかった気もする。ブレーメンがブ~~レーメンであるがゆえの苦悩がわりとあっさりと語られてしまい、その解決もとんとん拍子にいっちゃって「あれ? これで終わり?」とちょっと物足りなかった。が、あまり深刻な展開は川原作品の本来の持ち味ではないわけで、やっぱりこれでいいのだろう。いつか読み切り短編で、ブレーメンひとりひとり(一匹一匹?)を掘り下げたお話が読みたいです。~
うう~~~ん(・=・)おすすめ度
★★★☆☆
川原先生の作品はコミカルで大好きなのですが、なんとなく最終巻としては、ぼんやりした内容で終わってしまったかなという感じです。
かわいい 火星人 の登場もわずかで寂しい限りでした。
2,3巻は単品で読んでいてもとても楽しく 川原ワールド全開です。
キラ・イレブンナイン船長が身を挺するその訳はおすすめ度
★★★★★
~「ミスティ・ブルー」では典型的な一本抜けた川原キャラだったキラ船長とナッシュ社長が、ここでは身を挺して星を救い、動物を救う。彼等に対する愛と信頼の故であるが、この二人が偉いのは博愛とか憐憫とかそういう優越感をまるで持っておらず、動物(あるいは植物、火星人)と同じ目線で取っ組み合っていること。実に深遠な世界を何気なく描いてしまう川原~~氏の作風なのでごく自然に見えてしまうのだが、こうやってキャラ自身が振り返ると大変なことであったことに気付く。誠に深遠、佳作である所以が理解されます。~
納得の出来
おすすめ度 ★★★★★
わたくしめもついに買いましたよ
。ファンであれば購入価値は高いかと存じます。
こつこつお金を貯めてでも買う価値のある一品だと思います!