チック・コリアの歪んだローズが光るおすすめ度
★★★★★
1970年4月10日フィルモア・ウエストにてライヴ録音。
このアルバムでは目茶苦茶チック・コリアが目立っている。その歪んだエレクトリック・ピアノ、特に『Directons(作曲はザヴイヌルだったりする』での弾きっぷりは超カッコイイ。後にチックはたくさんのアルバムを出すわけだが、そのフレージングとか間の取り方とかはこの時期のエレクトリック・ピアノの弾き方に原点がある気がする。エレクトリックな奏法がアコースティックであっても持ち込まれているなぁ、とこれを聴くと思う。
リズム部隊も最高である。ジャック・ディジョネットのドラムもいいけど、アイアート・モレイラが最高だ。ブラジリアン風味がよく効いている。
なぜか御大マイルスよりも配下の実力に耳が行ってしまう大傑作である。
上出来
おすすめ度 ★★★★★
わたくしめもついに買いましたよ
。値段の割には上出来。
こつこつお金を貯めてでも買う価値のある一品だと思います!