英語文体論辞典
この本はタイトルでは文体論の用語事典となっていますが、内容は文体論の枠を越えて非常に豊かなものになっています。文体論の用語に加えて、言語学、文学理論の用語も掲載されています。なので、非常に機能的です(ただ、詩の技法を調べるのにはあまり向いていないかもしれません)。一つの語を引けば、その語を巡ってなされてきた議論の変遷がその説明に加えてあり、とても役に立ちます。
また、この本の参考文献一覧表も非常に便利です。代表的な論文や研究の一覧表となっていて、勉強のよい手助けとなってくれます。非常に価値のある一冊だと思います。
中原昌也 作業日誌 2004→2007
読んでいると、CDやDVDのタイトルの膨大さにも圧倒させられるけれど、中原昌也の行動に笑ってしまった。電車で読んでいたら、笑いをこらえるのに苦労しました。面白いです。反面、闇の部分も赤裸々に綴られていて、彼が落ち込んでいる時の日記にはなにやらせつなくなってきてしまった。しかし、そんなことおかまいなしに、すんげえ面白かったです。