てんやわんやですよ
2007年1月期のフジ系ドラマ『今週、妻が浮気します』の主題歌ほか、関連楽曲で構成されたマキシ。
タイトル曲は「え、こんなファンキーな曲をシングルで出しちゃって大丈夫なの?」という第一印象を持った、タイトルも歌い出しの歌詞もまったくもって規格外の、ど・ファンキーなナンバー。番組のエンディングにはCKBのメンバーが全員登場し、この曲をパフォームしている(ジャケ裏には、この撮影時の集合写真も掲載)。過去のドラマでのこういったケースといえば、CHAGE & ASKAの「YAH YAH YAH」などが思い出されるが、もしもこの、一般受けという概念からはちょっと離れたところで作られた「てんやわんやですよ」が大ヒットなんかしちゃったら、それはそれでまた痛快、かもしれない。なお、ボーナス・トラックとして収録の「ジャムるこころ」は、劇中よく流れているものとは異なり、かっこよすぎる「てんやわんやですよ」のインスト版。これは必聴。
一方、「家に帰ろうよ」は、ソングライター・横山剣氏が得意とするところの、ソウルフルでピースフルなスロー・バラード。劇中で使用されることになっており、果たしてどんな風にドラマを彩ることになるのか楽しみだ。
そして、毎週オープニングで強烈なインパクトを与え、ひょっとすると小学生のあいだでブームになるかもしれない(知らないけど)「た・す・け・て」は、2000年発表『ショック療法』収録の「たすけて」を新たにレコーディングしたもの。個人的には「タイガー&ドラゴン」や「右手のあいつ」(『パンチ!パンチ!パンチ!』収録)と並んで“和田アキ子チックに歌う三部作”の一角をなすオリジナル・テイクの方がお気に入りであり、興味のある方はぜひご一聴を。
それにしても、いつもながらカラオケも含めびっしり収めた、このサーヴィス精神。
「さすが、CKB!」というほかない。
今週、妻が浮気します
心に響きました。幾つかの理由があります。
1.質問者への自己投影
質問者のバックグランド:大学時代に知り合った女性と長い交際期間を経て結婚、総合職の妻を持ち、お互いに仕事のプレッシャーと戦いながら忙しい毎日を過ごすなか、朝は出勤前に子供を保育園に送り届けるのが旦那の仕事で・・・といった基本設定がピタリかぶっています。
前半部分のNo.18の「そうですね、どこに行くにも連れて行った、楽しかった学生時代の亡霊にひきづられているのかもしれません。」なんてくだりは、読んだだけで彼の気持ちが分かるような気がしてグサリと心に突き刺さりました。
2.質問者と回答者とのインタラクション
これは「電車男」でもそうでしたが、ネットの向こう側で繋がっている不特定多数の人たちと質問者がリアルタイムで意見交換していくなかで、確実に質問者が成長していく過程が見て取れます。
場としては、この「今週、妻が浮気します」は「電車男」の2ちゃんねると比べると遥かにしっかりしたコミュニティ上でやりとりされた訳ですが、それを割り引いても沢山の第三者が(多くは)善意から自らの体験を語りつつアドバイスや励ましのメッセージを送り続けた事実は驚くとともに感動しました。
3.結末
私はとても好きな結末でした。後半、No.91の「少なくとも今の妻の目は、結婚するよりずっと前の目で私を見ているように感じる。今はそれだけで十分です。」という彼の言葉、大事にしたいものです。設定こそまるで違いますが、タイトルが似ている「いま、会いにゆきます」とも相通じるテーマが根底に流れています。
「電車男」のときも盛んだった、これがフィクションか否か?といった議論はあまり意味がありません。実はどこの家庭でも起こりうる現実について、ネット上での不特定多数とのやりとりといった新しい手法で描いた小説だと思って読んでも十分に面白く、はっとさせられる内容だと思います。
あふれる
マイラバの再スタート第2段シングルは「あふれる」です。
何があふれるのかというと、涙なんですね。
ジャケットのカラフルな涙。裏ジャケではテディベアが泣いてます。
そして、付属のDVDではいろんな彼女がアップで泣いてます。
それももう大泣き!!号泣してます。
何を思って泣いているのか…
彼女たちにオーバーラップして、海辺で歌うAKKOが印象的。
最後、AKKOが微笑むところが何ともニクイ演出ですね。
曲は、マイラバらしいクールなバラードです。
CDは、昔のLP風紙ジャケ仕様になってますヨ!!
木曜日、彼女(ヨメ)は妖怪と浮気する。 (MF文庫 ダ・ヴィンチ お 3-1)
タイトルと装丁に惹かれて購入した。
タイトル通りのなんとも奇妙な設定で、
既婚者であれば、ある意味とっても怖い(笑)お話。
キャラターたちが非常に魅力的でかわらしく、
妖怪ファンでなくとも楽しめる作品だと思う。
あふれる(DVD付)
もしこの曲をSalyuさんが歌ってもあわない気がします。AKKOさんのために小林さんが作ったと感じられます。やはりマイラバは小林さんの曲が一番です。プライベートではいろいろありましたがぜひこれからもAKKOさんの歌声を小林さんの曲でききたいです。