Decked with Folly (A Special Pennyfoot Hotel Myst)
ペニーフットホテルの本です。
クリスマスシーズン、主人公セシリーにまたまたトラブル。
翻訳の本でもかなりの頻度で出ていたイ○ンが死体で見つかります。(伏字)
このシリーズの本は、トリックが巧妙でも推理や背景が複雑でもないので、本格的なミステリーが読みたい人には向かない作品です。
でも、登場人物に慣れてきている方には楽しめると思います。
セシリーやマデライン他レギュラーメンバーやホテルにも色々変化がありました。名字が変わる等色々です。
過去の本が手に入りにくくなっている中で、これは買いやすかったです。
今手軽に買えるのは最近出た数冊程度です。
変化を追っていきたいのですが、入手しづらくなっているのが残念です。
Best Selection ミストウル:コンプリートクロニクル
今作は有名アドベンチャーシリーズmystの外伝的作品です。
ナンバリングタイトルの伝統である一人称ビューの固定を捨て、
アバターを出現させる二人称ビューとの切り替えが可能になりました。
その結果、自由度は飛躍的に向上し、さらに目的に応じた視点の切り替えは
mystの新しい可能性を開いたと思います。
人物の描写が実写でなくなったのは残念でしたが、映像は期待を裏切らない美しさです。
映像の他にも今回は音楽へのこだわりも見えますので、是非チェックしてみてください。
難易度は高く、私のRevelationに次ぐ挫折作品となりました。(攻略サイト見ました…)
また、作中でドニの歴代王の伝記が読めるのもファンには嬉しいのではないでしょうか。
さらに、ボリュームはかなりあり、接続できる時代も豊富です。
コレだけ遊べれば絶対にお得だと思います。
…以上がこの作品のプラス要素です。
その一方で、アバターの登場によって、その操作の難しさ、
ギミックの難解さ以上の無駄な煩雑さ、さらにドアを蹴倒すと言う今までに無い力技の登場など、
マイナス要素が目立ってしまったのは残念だったと思います。
その最たる所はある仮説の実験失敗が、仮説自体の間違いなのか、
アバター操作の失敗なのかが判然としない点ではないかと思います。
ギミック自体が難解であるのに、この点によってさらに難易度は上昇しているように感じました。
さて、総合評価ですが。
アバター操作の難しさとイライラ(私が不器用なだけかもしれませんが)、力技の登場、
謎解きに必要な接続の度のロード、一定時間無為に過ごさせるアレな謎解きの方向性。
等々を吟味して、★2つ…と言いたいところですが、
カディッシュ・トレサの美しさに免じて3つです。
ややネガなレビューになりましたが、シリーズファンならばドニの様々な
側面に触れることができて楽しめる作品であると思います。
値段以上のボリュームはあるので、手に取ってみてはいかがでしょうか。
RIVEN THE SEQUEL TO MYST
壮大な世界観と美しいビジュアル、そして謎解きの面白さが合わさった良作アドベンチャーゲーム。
前作「MYST」の世界観を引き継いだ操作感ですが、MYSTと比べて謎解きが難しすぎる気がします。
謎解きに自信のある方はぜひ。