HOLIDAY tunes~おでかけモード
ゴールデンウィーク用に、車の中で聴くCDを黄色い外資系ショップで物色していたところ、お薦めCDを紹介したフライヤーが目にとまりました。その表紙になっていたのが、この「HOLIDAY tunes」シリーズ2枚のジャケット。
ちょっとだけ懐かしい選曲に、思わず2枚とも買おうとしたのですが、まだ発売前だったようで結局ネットでポチりました。
この「おでかけ編」は“アゲアゲヒット34曲”ということですが、キツめの歌ではなく、あくまでPOP。ヒット曲ばかりなので、開放感いっぱい、車中みんなでガンノリできそう。渋滞に巻き込まれたとしても、イライラせずに楽しめそうです。
GOOD DAYS
家でも聴きましたが断然ドライブ中に聴くのがオススメです。冒頭から軽快な音が流れて運転していて気持ちが良いです。様々なアーティストの曲が入っているので雰囲気はいろいろ変わりますが、全編を通してルンルンした気分になります。長距離ドライブのお共に最適です。
クォーレ (新潮文庫)
イタリアの少年マルコが、ブラジルに出稼ぎにいった母親を探して遠くアンデスまでひとびぼっちの旅に出る、「母をたずねて三千里」は、あまりにも有名な物語です。しかし、この有名な物語は、この「クォーレ」の中の感動的な今月のお話のたったひとつにすぎません。
「クォーレ」は、少年エンリーコを中心とした毎日の学校生活を中心としたおはなしが、いまこの時代の私たちの忘れかけていた数々の本当の勇気と愛を伝えてくれます。いつまでも、ずっとこの気持ちを忘れないでいたいという気持ちになれる、時代を超えた数少ない一冊です。
眠らない魔王とクロノのセカイ (GA文庫)
まずはメインヒロインの魔王クロノが良いキャラをしていて、特に気に入りました。大抵の「主人公がヒロインの僕にされる」という作品では、ヒロインのわがままに振り回されたり、理不尽なおしおきでボロボロになったりと悲惨な目にあうことが多いと思いますが、この作品ではそういったことはありませんでした。基本主人公に危害は加えず、世話を焼かせるわけでもなく、何も強制せず、あまり主従関係という感じはしません。むしろ、僕となってもあくまで自分の理由で戦おうとする主人公を、面白いと称す器の大きさは好印象でした。
あらすじには「魔王」や「正義を捨てた」など、物騒なキーワードが並んでいたので、最初はダークファンタジーかと思いましたが、存外明るい内容でした。裏で渦巻く各派閥の思惑、主人公の暗い過去など、基本はシリアスに進むのですが、コミカルな描写も多く、とてもバランスよく出来ています。物語も、少女を助けたことをきっかけに戦いに巻き込まれ、様々な敵と戦うことになるという王道的なもので、クセが無く、人を選ばず楽しめる作品ではないかと思います。
ただ、主人公が「ルールを作りだし、破ったら罰を与える」という、まるでゲームを仕掛けるような面白い能力を持っているのに、戦闘では目立った活躍はなく、強くなった終盤でも見せ場はほとんどクロノ任せになっていたりと、少々物足りない部分もあります。物語も解決しておらず謎も多く残っているので、この1冊だけで満足出来るものではなく、続編と合わせてシリーズで長く楽しむタイプの作品のようですね。少なくとも2巻は出るようです。
ちなみに、あらすじでは学園ファンタジーとなっていますが、1巻では学園要素少な目です。